第18回 柄物、描いてみちゃう?
はい、今回はお洋服にちょっとだけ、柄を入れてみたいと思いますよ。
とは言え、作者みたいに手書きの色鉛筆でザクザクなんて方は少ないと思いますので、ちょっとしたおまけだと思ってくださいまし。
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ストライプとチェックを抑えれば、ある程度はイケる説
まずは制服やら、スーツやらで出現率が高いストライプとチェックに絞って、それっぽい内容を垂れ流しますよ。
はい、では……まずはストライプから。
①ストライプはこんな感じ。
クラフト感満載のモデルですみません。
一応解説すると、ですね。
青のストライプに同系色の2色目と、補色の2色目とを足したものを用意しました。
生地のベースは白を想定していますが、ただ白を白として塗るのも面白くないので、青系でまとめた方は「アクア」、補色を足した方は「バニラ」で馴染ませています。
なお、普段はこんな風に色を実際にべべべっと塗ってみて、組み合わせを考えてから本番に取り掛かります。
色のチョイスについての解説は……う〜ん、どうしましょうかねぇ……。
作者は何だかんだで「型にハマった」色使いしかできないので、紹介するのもコツというよりは癖になりそうなんですよね……。
と、失礼しました。お次は……。
②チェックはこんな感じでしょうか。
緑系統のチェックに1色追加バージョンと、補色を更に追加したバージョンを用意しました。
馴染ませ色には黄緑を利用していますが、クールさを表現したいのなら水色を、キュートな感じにしたいのであればピンクを使ってみるのも面白いかもです。
③後はそれっぽいパターン柄を並べてみますよ。
……何と言いますか。結構、粗が目立って酷いっすね(汗)。
特に、柄だけ抽出して描くこともないためか、自分でも驚いております。
とりあえず、パターン柄は「それっぽい模様を並べるだけ」でも雰囲気がしっかりと出ます。
どんな柄にしたいかを考えて、色の組み合わせも楽しんでみてください。
因みに……最後の市松模様は黄色を緑にすると、途端に流行りに乗った感じになっちゃうのです。
今回は良心の呵責もあり、黄色になりました。
④では、最後に「ストライプ」でお洋服を塗ってみますよ。
皺を意識して、柄をちょっと歪ませてみるのです。
シャツを1枚ご用意。
襟はテキトーで大丈夫ですね。
はい、ここからが本題ですよ。
体の凹凸を妄想しながら、縦ラインもクネっとさせてみるのです。
あらかじめ入れてあったシワのラインに沿って、思い切って曲げてみます。
ここは凹部分になるので、ラインとラインの間隔を狭くして、「奥に引っ込んでいる」感じを演出します。
前身頃はこんな感じです。
袖も同じように、シワと凹凸を意識して、線を引いていきますよ。
シワに合わせて、線の角度をちょっとずつ変えています。
全体に「ストライプ」を入れ終わったところです。
「紺色」で影を入れてみますよ。
線を潰さないように、水色で全体を馴染ませます。
線を入れ直して、完成なのです。
慣れればそんなに難しいことではありませんので、是非に「シワ」と凹凸、そして柄の奥行きに思いを馳せてみて欲しいのであります。




