【リクエスト・ギャラリー】第14回 「ラサミス・カーマイン」
今回から「他推」でのご応募も開始し、早速ビビッと来る作品をご紹介いただきましたよ。
そんな作品の主人公が遊びに来てくれました★
早速、張り切って作品と作画工程を紹介していきますよ〜。
キャラクター名:「ラサミス・カーマイン」
作品名:『黄昏のウェルガリア』
作者様名:如月文人様
【あらすじ】
兄ライルのような冒険者に憧れ、冒険者になった主人公ラサミス・カーマイン。
しかし、冒険者としては何をやらせても、器用貧乏止まり。
次第に冒険者稼業への熱い情熱も消え失せ、一人で雑魚モンスターを狩る日々を過ごしていた。
そんなある日、友人達とのゴブリン狩りの帰りに見目麗しき女騎士アイラと出会う。
アイラから兄ライルが禁断の果実・知性の実“グノシア・フルーツ”が絡んだトラブルに巻き込まれた事を知る。 そして兄を救う為、再会する為、ラサミスはもう一度立ち上がる事を決意した。
兄ライルと再会して、失われていた情熱を取り戻すラサミス。
ライルの仲間の『暁の大地』の団長である猫族ドラガン達と力を合わせて、知性の実“グノシア・フルーツ”が絡んだ事件をドンドン解決していく。
次第にラサミスはパーティ内でも色々な役割をこなせるようになり始めた。
ラサミスは器用貧乏を返上して、真の英雄になれるのであろうか‼︎
そして今、六百年の時を超えて、魔族が蘇ろうとしていた!
少年と少女が織り成す本格派異世界バトルファンタジー小説!
◆◆◆
「器用貧乏」。その言葉を聞いた時、あなたは何を思い浮かべますか?
おそらく、「何をやっても、中途半端」、「何をやらせても、ソコソコ」。そんなややネガティブな印象を思い浮かべたのではないでしょうか。
こちらの作品の主人公・ラサミスはまさに典型的な「器用貧乏」で、戦士に拳士や魔法戦士に何度も「転職」するのですが、どの「職業」でも壁にぶつかり、その度にちょっとずつ現実を知ることになるのです。多感な16歳の青年には、なかなかに厳しい現実でありまする。
それでも、素敵な幼馴染や、憧れの兄にその仲間である猫族・ドラガンや女騎士・アイラ達と出会い、しっかりと成長していくラサミス。世界の均衡を崩壊させかねない「グノシア・フルーツ」を巡る厄介ごとに巻き込まれながらも、きちんと顔を何度も上げて立ち向かう姿は、王道ファンタジーの主人公そのものなのです。
……なお、猫族ことニャーマンが癒しポイントなのは、隠しきれない事実でもあるのです。猫好きさんも必見ですよ。
それで、ですね。今回はそんな「悩める青年」の初々しさとアンニュイさを大事にしつつ、冒険者の雰囲気も醸し出せるよう心がけてみました。黒マントがこだわりのポイントなのです。
1)まずはお顔から。お母様が美人とあって、ラサミス君もハンサムなのです。
……今回のお題は美青年と心得たり。
2)マントを描いていきますよ。
「ブラウス」の回で紹介したフリルの描き方を応用します。
3)線画はこんな感じです。
4)ここからは色を塗っていきます。
銀のサラサラヘアと鳶色の瞳がチャームポイント。
5)マントも塗っていきますよ。連続でどうぞなのです。
布の起伏を意識して、黒で大まかなラインを塗っていきます。
灰色で馴染ませつつ、塗り広げます。
黒と灰色とを使い、全体のバランスを見ながら塗っていきますよ。
裏地はブルーをチョイス。
6)完成なのです!
嬉しいことに、次回のゲストも決まっておるのです。
色んな作品に触れながら新鮮な経験値をゲットできるなんて、我ながら美味しい作戦を考えたものであります。
ムフフ。今回もここまでお付き合いいただき、ありがとうございました〜。




