第１４回　ブラウスについて

　シャツの次は乙女チックなブラウスの描き方について、作者の癖を垂れ流しますよ。「まーた、趣味全開にしやがって」と言いながら、眺めていただければ、これ幸いなのです。

　ではでは、早速、描いていきますよ。

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まずはちょっと「可愛いブラウス」を描いてみよう。

丸襟にしてそれとなく、「kawaii」を盛ります。

肩のラインも「丸み」を意識しながら描いてみますよ。

全体を描いてみると、こんな感じです。

前回のシャツよりもやや、柔らかいシルエットを意識しています。

あっ、因みにですね。

シャツとブラウスの違いは「男性用」・「女性用」というワケではなく、定義としては「１枚で着られることを意識しているか、していないか」の違いです。

ちょっと難しい言い方をしてしまいましたが、実を言えばシャツはかつて「下着」扱いだったのですね。

そのため、１枚でそのまま着るのは「正しい着方」ではないため、ベストやジレを羽織るのがマナーだったのです。

たまに後ろ身頃だけやたら長いシャツを見かける事がありますが、この「無駄に長い部分」は「下着」として、股部分をカバーしていた名残なのですよ。

……要するに、昔のシャツ１枚での着用は「下着丸見え」で「恥ずかしい着方」の認識になったワケですね。

もちろん、現代のシャツにはそんな認識はありませんので、最初から「１枚で着ることを意識」しているブラウスとは境界線が曖昧になっておりますし、１枚で着たところで恥ずかしくもありませんので、ご安心を。

と、脱線が長くなりました。すみません。

サクッと、次に行きますです。

②ここで一旦「フリル」の描き方について、ザラザラっと提案してみますよ。

　立体的に見えるので、難しそうに思えますが、描き順をある程度抑えれば難しくありませんので、是非にデコレーションのお供に使ってみてください。

まずはヒラヒラ部分を描いてみます。

正直なところ、テキトーで大丈夫です。

ヒラヒラの波に合わせて、線を入れます。

裏返って見えているところにも、線を入れます。

ここまでくると「フリフリ」な感じがなんとなーく、伝わるんではなかろうかと。

③実際にフリルブラウスを描いてみますよ。

ヒラヒラの輪郭を縦に入れてみます。

輪郭に沿って、線を追加。

反対側にもフリフリをもういっちょ！

裾までフリフリを描いてみましたよ。

袖は……半袖パフにしてみます。

あぁ、ここで言う「パフ」は「パフスリーブ」のことですね。

タックなどで膨らみを持たせた袖のことでして、お姫様のドレスは大抵、これです。

折角なので、袖にもフリルを追加してみました。

うん……なんか、とってもクドイ気がします。

④ここで、使えそうなパターンもご紹介しておきます。

どれも描き慣れればそんなに難しくない装飾ですので、是非に取り入れてみて欲しいのです。

特にドレスや貴族様のブラウスは装飾が派手なものが多いですからね。

こうした装飾があるだけでも、雰囲気がガラリと変わりますよ。

⑤最後にやや実践的なブラウスを紹介して、撤収なのです。

首元はボウタイに見立てた、フリルをタラリンと。

裾はレースっぽい感じにしてみますよ。

更に袖はピンタックでデコります。