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絵心ゼロから始める、それっぽいイラストを描くための提案集  作者: ウバ クロネ
【人物編・その1】あなたの主人公を描いてみよう!(何となく基本的な)
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【リクエスト・ギャラリー】第13回 「聖良」

先日、完結したばかりの話題作から、可愛くも気高い巫女様が遊びに来てくれました〜★

今回は装具に特に拘ってみましたよ。

ではでは、今宵も張り切って参りまする!

挿絵(By みてみん)

キャラクター名:「聖良ひよし

作品名:『母は傾国の悪女でしたが、わたしは平凡な幸せを、掴みたいのです』

作者様名:高取和生様


【あらすじ】

 かつて、傾国の悪女と呼ばれた女性がいた。名を藤原薬子という。

 時の親王に妃として、薬子の長女が迎えられたのだが、親王は長女の付き添いでやってきた、薬子を寵愛する。のちに親王が平城天皇となり、平城天皇の弟の、嵯峨天皇と争いを起こした際、薬子は服毒自殺をしたという。

 では、本来の妃であった、薬子の長女はどうしたのだろう。母と一緒に服毒したのだろうか。

 薬子の長女、名は聖良ひよし。彼女は母の死を見届けたあと、時空間を越えて、別の世界へと生まれ変わっていったのである。ただただ、つつましく平凡な幸せを求めて。


◆◆◆

 輪廻転生の輪の中で、ただただ自分の「役目」を見つめる「ひよし」……またの名を「セイラル」。

 ありふれた、ごくごく普通の幸せを望もうとも、自身の出生に内包した因果を見届けるため。「ひよし」は母の残した禍根を雪ぐため。そのためなら、歩む世界が変わろうとも……ただただ前を向いて、立ち向かうのみ。

 きっと、「セイラル」としての幸せを望んだのなら、叶えられただろうに。……彼女はどこまでも気高く、どこまでも純粋が故に、「つつましく平凡な幸せ」はなかなかに彼女の掌には舞い降りてこないのです。

 そんな彼女が見つめる先は……是非に、あなた自身の感性で体感して欲しいのです。きちんと完結もしていますしね。お話の余韻も、とっても素敵なのでありますよ。


 と、そんな感動の余韻を残しつつ。今回は主人公・ひよし様を描いて参りますよ。


1)今回は線画は出来上がりからスタートです。

挿絵(By みてみん)

独鈷と神楽鈴が拘りポイントなのです★


2)奈良時代の少女ということで、髪型は「天女様っぽい」感じをイメージ。

  そんな髪の毛は当然、綺麗な黒髪なのです。

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

今回は「神々しさ」も演出しようと灰色ではなく、バター色で馴染ませてみました。


3)襟元の柄を描いてみます。

  イメージとしては「菊」なのです。

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

赤と紫の組み合わせって、なんとなく雅な感じがしますよね。

えっ? しない?


4)独鈷と神楽鈴も塗りつつ、衣装も塗っていきます。

  なお、今回は「天平衣」をイメージして帯を前に垂らしてみたのです。

挿絵(By みてみん)


5)完成でありまする!

挿絵(By みてみん)

ふふ。

今回も素敵なゲストに来てもらえて、とっても幸せなのです。

次回の生贄は誰かな〜?

運悪く、当たってしまった人は是非に、ご協力をお願いいたしまする。

ではでは、今回はこの辺で失礼致しますです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] やっぱり衣装と髪型がうまいですね。 でも個人的なヒットは「鈴」の塗り。(笑) クロネさまの絵は密度が高いのが魅力ですね。
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