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冷やし中華が消えました
冷やし中華が消えました
第3新東京ならあるのに
北の大地はすっかり秋だ
早くケリをつけたいなと
焦燥が募って雪虫飛んで
こんな事毎年繰り返して
一体何の意味があるのか
さっぱり分からないまま
僕達は生きて死んでいく
その無常に泣く人もいる
太陽と月は追いかけっこ
死んだ人を貶める馬鹿達
嫌になり命絶ち逝く人に
かける言葉は聞こえない
それが死というものです
僕は笑わなくなりました
美しい貴方の前以外では
そしていつか別れる時に
僕は生まれて初めて泣く
それが愛というものです
結局誰もが迷いながらも
自分の道を見つけようと
足掻き苦しみ痛み覚えて
その末に失いたくない物
それ見つけたら百点です
悲しい事なんてないから
冬に向日葵が咲くのなら
彼岸花のむせかえる香り
それすら人を殺せないが
僕達は運命には逆らえぬ
だからたまに絶望するが
無論絶対諦めてはダメで
日々勉強して己を磨こう
世界の恒久的平和を祈り
再び冷やし中華食べたい




