翼が片方しか無くとも
今なら地獄へも行けるとは結構
だが君は知らない 生きている
その間に地獄を駆け抜けた人を
私だって綺麗事では生きられず
散々手を汚したよ 悲しいかな
生半可な覚悟では乗り切れない
自戒の念も込めて言おうと思う
私の一家は幸福と言えなかった
その時父と亡き母が舐めた辛酸
それを耐え抜いた事を称賛する
誰もが得る物より失う物が多い
命が1番大切なのにそれすらも
いつかは いや今すぐにだって
考え出したら恐怖で動けなくて
だから考えなければと思うよね
みんなの総意はそっちに流れる
だがそれはとんでもない傲慢さ
最適解は死に悩み抵抗する事だ
運命はいつでも薄情な物だけど
小さな世界にとどまれはしない
2人から産まれる私達は繋がる
相似性に気づく時には老いてる
まだまだ若いですよって笑えば
多少の困難は気合次第なんだと
母は剛直だったから語っていた
私にも色濃く影響しているから
せめて今はそれを喜びたいのさ
どんな高い壁でも何度も挑戦だ
そんな姿勢こそが現代人に必要
思想は拡大しすぎると混乱する
人の命を最大限尊重しなければ
明るい話題の定義は分からぬが
所詮人間など星屑 常に依存症
マザーコンプレックス強い私も
失ったのならば次々変えなきゃ
変化こそが宇宙の理の真骨頂だ
今は母の面影は忘れられないが
いつか私が役目終える時会える
そこに恋も愛も感傷も必要無い
別れるから再会があるのだから




