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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
粗挽き
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ロングヘア

君の真っ黒で長い髪が好きなんだよ

優しくしてあげるからこっち来なよ

嫌か じゃあ遠くから見つめてるよ

まるで北海道の星のように綺麗だな

風になびいて揺れる 心象風景の中


花咲き誇る季節が来てくしゃみした

その時流れた雫を吸い上げたかった

ただ好きなだけじゃダメらしいよね

大人の理論はまるで分らないけれど

喪失の痛みと悦び天秤で計れないね


泣いてなんかいねえよ女の前でなど

タバコの煙が目にしみただけだろう

意地張って強がって実は脆く弱い心

解答は街灯の光の向こうの影なのさ

君と邂逅出来ない理由の虫を殺して


君に恋し 君を奪い 君を壊しても

満足など出来る訳もないから悲しい

中々飽き足りないこの胸の大きな穴

何物にも染まらない黒は君の純潔か

眩しく太陽みたいで目がつぶれそう


そう 目を瞑って長い口づけしてよ

好きなんだ 好きなんだ その髪が

貰った情熱の全てを照らし出せるか

いま僕はそれにのみ腐心しています

短い手紙だけど4月馬鹿では無いよ


きっと何かが変わる 命賭けならば

聞こえてるよ この星の囁きと嘆き

何か始めよう まるで終わる前から

生きている限り死ぬ事は出来ないさ

大丈夫 希望は君の未来の中にある


くすぐったいほど近くにいて欲しい

抱き合った時の鼓動が生を証明する

君は僕の夢だ 摘み取れない悲しさ

それも真っ赤な嘘だと強がれるなら

君のそのロングヘアは風にたなびく

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