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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
生死
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ぐしょぐしょ

君を抱き締めた刹那

水滴となって消えた

涙の貯金だったかも

何も無いさ 大和魂

一本気 連ねた愚行


そぞろにそろそろか

タイムリミットまで

アイムコメット光る

かつて聴いた歌信仰

それもまた儚い夢か


獏が喰えねえと吐瀉

人間は基本汚い生物

だがその泥濘の罪は

清算されるから諦観

どうでもいいや全部


順番を間違えた言葉

ぐしょぐしょで消滅

高熱に魘されて幻覚

それが真贋という物

夢の中 淫らに乱れ


語り尽くされて沈黙

品目を記憶出来ずに

神格化されて形骸か

終わりは何時だろう

神の裁量は催涙ガス


東京に反響する悲鳴

どうしても見えない

魂の輝きは宿ってる

子宮を天秤にかけて

呼吸を確かめて憐憫


いつも僕らは夢の中

抜け出せない迷宮に

惑うしか出来ないが

魔道に堕ちませんよ

僕は僕 最期は笑う


ぐしょぐしょの君が

蘇ってベッドの上で

発狂したように貪る

それが悲しくて微笑

心象風景は暗闇の中


ライツ 行くだけさ

もう戻れない夕焼け

綺麗だった君の指輪

僕が贈った物を君は

金塊と化し溶かした

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