344/900
君の全部を忘れない
4月の風は気持ちが良い 夏来たる前触れさ
君とデートと称してタンデムした晴れた日に
背中に君と太陽の熱を感じていた 熱かった
光っていた 今だって未だに光ってるんだよ
未完成の人生 そうだ全ては僕ら次第の物語
関連した物を見たり 小説を読んだりすると
あの日の光景と想定外の一致があるのに驚く
いびつではあった 完全な合致は無いんだな
救いとは似てる事だ それが満たされる定理
なあ 生きていこうな いつか死ぬんだけど
泣いたりはしてないさ 渇いていたいからね
それがエナジーなんだ 孤独も気にならない
タバコに火を点ける 何故だかトイレが近い
笑っちゃうな それだけ年老いたんだろうか
君は大きかったよ あらゆる角度から見ても
君の全部を忘れない もう話す事も無いけど
気持ち良かった 思い出? 知らない言葉だ
今もこんなに鮮やかなんだ 一緒では無いが
でも確かな事はあれは愛 というやつだった
多分だけどね 別れても君の全部を忘れない




