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Grave of poetry in mouth  作者: 敬愛
ミニストーリー3
343/900

虚実

何が嘘で何が本当か時々分からなくなるね

人は老い行く それくらいか


聞く耳を持たぬ大人になる事 凄く悲しいな

そんな事を頭でグルグル回しているだけで大人なのだろうかね


雲のように自由に空を舞い 自由に形を変えていく

それは理想論なんだけど 神様の思う風吹けば 本当になるか


しかたがない事は放置するしかない 手段を見つけるまではね

腐る前に処理せねば 心を黒くしていく下らないTVショーだ 


人はいつか死に逝く 抗って抗って待っているのは肉体的苦痛

まぁいいや それこそしかたがない事なんだと気づいてしまう

鎖を引き千切ってみるか 誰も囚人 盗人 怪人 抜け出そう

普通で良いはず でもデカい夢も追いたい 有限だから頑張る

もう泣きたくないよ 昔に戻りたい とたまに思って自嘲する


私は生涯賭けてノアの箱舟の再来に全力を尽くす 終わる世界

それをただ待っているわけにはイカないぜ 酔っ払ってられぬ

今 私は目覚めた 虚実を切り裂いて新しい景色を見なくては


平気で人を傷つける大人ならなりたくないよ

平気で嘘を吐く大人ならなりたくないよ そんなのは兵器だよ


だけど実際のところ私もそんな大人なんだな 

生きている それが申し訳ないって気持ちは辛い事だけれども

虚も実も人間だからなんだね 詮無き事って諦めた方が楽だよ

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