レベル44 最後に笑うモノは
「はい!こっちよ」
俺達はキララ先輩の先導の元 川をひたすら上り続けている。
「ワーカーさんのクエストって変なモノが多いですね」
アイナさんが聞いて来たので…
「まあ、職業自体が変ですから」
そう答えると…
「ふ~ん、ま!いいか 私の騎士道精神が君を助けろと叫んでいるのだ」
そう言いながら雑魚的に突っ込んでいく!
この人絶対何も考えてないな!
道中強敵も居なかったので問題なく進むことが出来た。
「さあ この辺りで良いかしらね」
キララさんが指さした場所は川の流れが緩やかになった場所で…
すこし幅広になっており、水が透き通り綺麗なとこだった。
「綺麗なとこですね」
「そうね!じゃやりましょう 私とワーカーはこのザルで砂を集めてキラキラしてるのだけを集め瓶に入れるのよ」
「私は?」
アイナさんが尋ねると…
「あなたには重大な任務があるの!それは」
「それは!」
「騎士として私たちの身を守ることよ!」
「おお!まさに私に相応しい!」
「じゃ よろしく!」
キララさんはそういうとザルとなぜか籠を背負って作業に入る、
俺もザルで砂をさらってキララしてる部分だけを集めて瓶に入れるのだが…
ほんと微妙な量しかとれない!
「あ、ワーカーゴミとかあったらちゃんと回収するのよ!そういう慈善活動が重要よ」
「は~い」
リアルとは違い缶とかのゴミは無いが大きな折れた木などが転がってる、
それを撤去しながらザルですくっていると…
「なんか来た!!」
アイナさんの声が聞こえた!
俺は慌てて駆けつけると…
そこにはうなぎっぽい敵が!
エレキウナ
レベル20
HP75
MP10
スキル たいあたり 放電
レベル的には弱そうだが…
「今加勢を!」
俺が言うとキララ先輩が俺を止める…
「いいえ!彼女なら大丈夫よ!」
あれ?いつもなら真っ先に戦いにいくのに?
「そうだ!ここは騎士として私が皆を守るのだ!手出し不要!」
ああ、また変なスィッチ入ってるなアイナさん…
まあ、文字通り雑魚そうだし…
「ふはは!ダブルスラッシュ!」
なんかノリノリそうだし大丈夫だろう!
とおもった矢先…
ビリビリ!
ん!?
俺がアイナさんの方をみると、
電撃攻撃を受けたのか痺れて倒れている…
「なにこれ~しびれる~」
アイナさんが麻痺の異常ステータスを受けている。
「ああ、そいつ瀕死になると放電して来るのよね、でも大丈夫よダメージはないから」
そういうと放電して弱っている敵をトドメをさして籠に入れるキララさん…
「じゃ!この感じで頑張って行こう!」
キララさんが元気に叫ぶ
「ええ!?また来るんじゃ…」
「その時は頼もしい騎士様が守ってくれるんでしょ?」
「ううぅぅ!わかったわよ!」
「ふふふ、よろしく!こいつ美味しくて高く売れるのよね」
この人怖い…
それから時には大群、時には間髪入れずに敵はやってきた。
ダメージはないのだが…
「もう ビリビリいやー!」
なんかボロボロになっているアイナさん、
結局この作業は夕方まで続いた…
「ううう・・・ひどい~こんなのひどい~」
アイナさんが半泣きいや全泣きだ…
「大漁、大漁 そんなに泣かないの蒲焼食べさせてあげるから」
「ごめんねアイナさん」
成果は…
とりあえず瓶いっぱいには溜まったが、それ以上にウナギが籠から溢れんばかりに捕れている。
「よし!このまま酒場に直行ね!あの旦那に買ってもらおう」
おれはアイナさんを引きずりながら酒場へ、
この人こっちが本当の狙いだったんじゃ…
「おう、いらっしゃい…!それはまさか」
「そう…まさかよ!買うでしょ?」
「いくらだい?」
「ちょっと商談しましょうか…」
そういって数分後…
ほくほく顔で出てくるアイナさん
「二人にはお礼に蒲焼おごるわね!あと月末お金もらえるからそんときに報酬もあげるわね」
上機嫌でらっしゃる…
そんな話をしていると蒲焼が運ばれてくる。
エレキ蒲焼ランク4
新鮮な食材な為、通常よりランクが高い
秘伝のタレに漬け込みじっくり焼いたことにより身はとろけるほど柔らかい
効果:HP継続回復(中)
おおランク高いな、しかもこの効果もすごいな!
「じゃ 頂きます!」
その味はまさに鰻!
飯をくれ!
アイナさんも最初は…
「ビリビリいや~怖い!」
と言ってたが…
「これならもう一回やってもいい!」
すっかり元気になった。
その後は案の定飲み明かしてアイナさんはそのままログアウト…
キララ先輩は寝てしまった。
あらら、金の精霊に会いたいってキララ先輩言ってたのにしょうがない…
俺はキララ先輩を店の人に頼んで金の精霊の所へ向かった。




