表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2050/2063

ボス生物の噂

「はい、ぽいぽい~っと」

 アブダクター部隊が海賊を回収して船から人が消えていく。そしてキリエさんとキリアさんがお宝を回収。残った船はシャコーの箱で回収する


「海賊なんて居なかったって言わんばかりね?」

「アハッ!ハチは海の掃除屋!」

 海の掃除屋……ホンソメワケベラとかクリーナーシュリンプ的な?それはちょっと違う様な気がするなぁ……


「あはは、多分分類するなら海のイナゴじゃないかなぁ……」

 海賊船を見かけたら全て回収していくって考えると、掃除屋というよりはイナゴな気がするなぁ?


「イナゴって……私達も?」

「さ、新しい獲物を探しましょう」

「アハッ!船ガジガジ~」

 こんな可愛いイナゴなら……いや、普通に首を刎ねに来るからやっぱダメだな




「なるほどねぇ。これは楽しいわね?こういう事ならまたやりたいわ」

「アハッ!また呼んでね~」

 船を回収して、マンマミーヤンまで戻ってきたら、2人はロープで帰って行った。これってもしかしてアルバトロスの面々がローテーションで来るのか……?となると、次はロザリーさんかレイカさん辺りが来る可能性があるな……


「うーん、もしそうなら何かいっそヤバそうな奴が来てくれた方が良いよなぁ……」

 皆で戦うってなると、そういう強大な相手の方が盛り上がるし


「ハチ君。修理依頼に来た船からの情報で、どうやらボス船の他にボス生物らしき存在が居るらしいわ。この辺の海域というよりは、影が見えたから逃げて来たって感じだったけど……」

 ふむふむ、どうやら何か海に居るらしいからそれは気になるなぁ?


「どういう存在なんだろう?タコかな?イカかな?」

「どうやらマグロらしいわよ」

「マグロ!?」

 マグロのボス!?おいおいおい。なんだか面白そうじゃないか……


「物凄い速度で船の下を通って行ったと思ったら、離れた所でとてつもなくデカいマグロが海から跳ねてたらしいから……」

 真偽は別として、マグロのボス……これは戦ってみたい。そして是非とも捕まえたい!


「ホフマンさん!なんか巨大なマグロのボスが出るらしいですよ!」

『何ッ!?マグロだと!?それは見逃せない!』

 やっぱりホフマンさんもマグロと聞いたら盛り上がってるみたいだ。これは次の目標が決まったな




「皆さん!マグロ獲りに行きません?」

「「「マグロ?」」」

「しゃあ!マグロ獲りに行くぞォ!」

 という事で、白玉さんから聞いた話を他の皆にも拡散する


「ほう?」

「そんな敵が……」

「マグロか……ボスとして出て来るのであれば、どのくらいデカいんだろうか?」

「巨大マグロ……昔の巨大なサメがメガロドンですから、さながらマグロドンと言った所でしょうか?」

 マグロドン……これは決まったな?


「ホフマンさん。もし、例のマグロを捕獲出来たら……」

「丼で行こうじゃねぇか!」

 マグロドンのマグロ丼。これは美味しそうだ。海賊船よりも先にマグロを探さねば……


「ネレイドさん!件のマグロを探せますか?」

「報。周囲に巨大生物の影無し。という事で、捜索しつつ新兵器を開発します」

 ふむふむ、これは良いな。索敵しつつ、新兵器の開発か。となると、これはもしかすると、マグロと出会った時に新兵器が完成してそのまま投入という可能性もあり得るな


「白玉さん。マグロの発見報告ってどの方角でしょうか?」

『マグロを獲る気満々ね?どうやら東の方面で無人島があるみたいなんだけど、そこで一度休憩しようとした時にそのマグロが見えたらしいです。だから、その島を目指すとマグロに出会えるかも』

 東に無人島か。そこに行くとマグロが居るかもとなると……行くしかないよなぁ?


「それじゃあ行きましょうか。その東の無人島へ!」

『無人島……上手く行けば、そこを休憩する為の拠点として使えるかも知れないわね』

 勿論、ゲーム内だからある程度軽減されているとは思うが、揺れる船に居るのと、しっかりした陸地の上に居るのでは、こう……安心感が違う。船から陸地に降りた方が体を楽に出来るだろうから、その無人島は是非とも行きたい


「無人島に上陸する為にもマグロを獲りましょう!」

『こっちにもマグロは回してもらえるかしら?』

「ええ、勿論です!お互い美味しいマグロ料理を作りましょう!」

 もう獲った気でいるのは少し危ないけど、絶対にマグロを獲るぞ!おー!


「報。キャリアーミサイルの製造が完成しました」

「おっ?もう出来たんだ。いやぁ、ミサイルの製造技術がしっかり活かせたみたいだな。これは早速試してみないと……」

「いや、ハチ君?気持ちは分かるが、まずは物を乗せて発射するという本来の利用を優先した方が良いんじゃないかな?」

 キャリアーミサイルが完成して即乗り込む気満々だったけど、ハスバさんに止められてしまった。まぁ、そこは仕方ないか。早速ポータルでこっちにキャリアーミサイルを持ち込んだら何か積み込んで発射してみようか


「報。HANDグレネードも量産が出来たみたいです。これを搭載してみてはいかがでしょう?」

 なるほど、あのバインドハンドの爆弾部分だけに絞って量産すると投射とかが難しいだろうけど、こうなると、キャリアーミサイルと合体する事で面白い事になりそうだ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
巨大モンスターマグロなら、希少部位も大量じゃないか!
イナゴは流石に聞こえが悪いし、周辺環境に悪影響を残すイメージ…せめて海のハイエナくらいにしとこう?サバンナの掃除屋。実はライオンより狩り成功率が高い優秀なハンター、群れの結束が強くて、オスよりメスが強…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ