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2042/2063

ボス船攻略

「何だこいっ……」

熱刃ねっぱ!」

「あ、それで峰打ち出来るんですね?」

 まさかの峰打ち状態で遠距離攻撃しても手加減みたいな事出来るのか……便利だなぁ


「はい!刃雷じんらい!」

「あびびびびっ!?」

 お手軽遠距離手加減攻撃が出来るの良いなぁ……ウチのお手軽遠距離攻撃のモノさんは気分によっては格ゲーみたいに相手に回転蹴りを浴びせたりする可能性もあるからなぁ……まぁそれはそれで充分過ぎる程役に立ってくれてるから文句は無いけど……


「こっちのチビを先にやっちまえ!」

「あっ……」

「このクソチビから潰せ!」

「あのチビを先に片してからあの女をやるぞ!」

「あの女よりも先にあのチビを……」

「あの、その辺で止めた方が……」

 いやぁ、アイリスさん。悪いがこれは見逃せないわぁ……


「ほう?黙って聞いてりゃチビ、チビと……そうか……死にてぇ奴から掛かって来い。いや、血祭だ。鏖殺だ。貴様ら全員肉塊になるまで磨り潰す」

「ほ、本当にその辺にした方が良いです!このままだと貴方達本当にこの船の甲板で擦り下ろしにされますよ!?」

 まさかのアイリスさんが周りの海賊達を説得する状態になっている。悪いけど、今の僕は海賊の1人や10人甲板で擦り下ろしにしたって構わない


「今ならまだ助かります!謝った方が!」

「誰が謝るか!」

「この女うるせぇな!」

「大事な仲間にも暴言を……この船は血のジャムで塗りたくるしか……」

「わ、私が先に全員やるしかない!」

 アイリスさんが海賊を上手く無力化出来るかどうか見て見るか。まぁ、かなりイラっと来たけど、クールダウンクールダウン……イラついてるけど、アイリスさんの今の力を見るのにも丁度良いタイミングだと思う


「イクエちゃん。やるよ!」

「分かった!」

「「(華舞太刀かまいたち)!」」

 船上に花びらが舞ったかと思ったら、アイリスさんが高速移動して海賊達がバタバタと倒れて行った。ほほう、範囲内で高速移動が可能になるスキルかな?そのスピードで峰打ちして相手を倒せるのは素晴らしい。もしかしてイクエちゃんとの協力的な何かがあったら使えるスキルなのかな?普通にかまいたちとか同じ名称の別の技とかありそうだから何らかの特殊変化がありそうだな


「な、なんだ……コイツ等……」

「ほら!倒しましたよ!落ち着いて下さい。もう馬鹿にする人は居ませんから」

「やりますねぇ?」

「あれ?」

 僕が既に落ち着いている事に不思議そうな顔をするアイリスさん


「まぁアイリスさんの実力を見させてもらう為に見させてもらいました。割とブチッと来てましたが、頑張って抑えてました」

 にしてもNPCに煽られてすぐにキレるのは良くないよな……煽りに弱いのは僕の悪い所だ。まだまだ精神力が弱いとも言える……どんな煽りも受け流せる位大きな心で受け止めるトレーニングとかあるかなぁ……深淵でニャラ様に煽ってもらうか?


「なんだァ?オメェら?」

 お、何かボスっぽい海賊出て来たな?


「おいおい。こんなちっちぇ奴らに伸ばされてんか?コイツ等は後で仕置きだな」

 おっと、2人組の船長か?これは……片方先に倒したらもう片方が強化されるタイプかな?まぁ、普通に3m位の身長で樽もビックリな丸い体形。それに正に樽で酒を飲んでる。うーん、打撃効くかなぁ?


「丁度良い。鬱憤が溜まっていたからここはやらせてもらおう」

 今回は真淵を纏うし、フェプシックで踏み込みやら掌底の突き出し速度やらを更に強化出来る。パワーというよりは速度と技術で更なる威力を出せるだろう


「ほう?このチビが俺のあい……」

「豚が人の言葉を喋るな」

 二人並んで下卑た笑みを浮かべていた片割れの腹のど真ん中に掌底を叩き込んだら船から落ちる程吹き飛ばせた。うん。さっきのアイリスさん以上の速度は出てると思う。ベルトパワーでGダッシュも含めて今まで以上の速度だったから、正直スローモーションの世界でもかなりの速さだ


「なっ……おまっ!?」

「船が壊れると勿体無いからな?」

 加速アッパーで敵を上に飛ばす。【インパク】無しでこの巨体を浮かせるとは凄いな?


「ごっ、がっ、ばっ、げっ……」

 浮き上がった体に追撃として回転蹴りで更に上へ。【フェプシック】で僕の体も一緒に上がっていくから更なる追撃。船からはみ出るまで追撃を続けた


「寝とけ」

「ごぱぁっ……」

 竜巻の様な勢いで蹴り続けて敵を浮かせ、【フェプシック】で位置を調整して踵落とし。先程飛ばした奴の所に落下する様に調節して蹴り落としたので、2人がぶつかる事で追加ダメージが入るだろう


「見た目で相手を判断するのは良くないぞ」

「す、凄い……」

「ふぅ、終わったかな?よし、とりあえず僕は人を回収するんで、アイリスさんはお宝を回収をお願いします」

「え、あっはい!分かりました」

 アイリスさんをお宝回収班にして、僕はアブダクター部隊と共に人の回収だ。あのデカい人2人は体も態度もデカかったから懸賞金も結構良い金額なんじゃないだろうか?


「一応、【フェプシック】で保護しておいて良かったな……多分保護してなかったら普通に甲板を踏み砕いてたかも……」

 何処でもしっかりした踏み込みが出来るって考えると【フェプシック】はかなり使い勝手が良いぞ



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― 新着の感想 ―
野生の獣の先輩になったと思ったらすげぇ怖くなった。もうこれ気づいてないだけでもう一つの人格できてんじゃないのかなぁ…
>とりあえず僕は人を回収するんで、アイリスさんはお宝を回収をお願いします 残念アイリスさん、別行動になったのでデート(?)は終了です
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