人物紹介 その他
女性、その他の武将、有象無象の順です。
<女衆>
◆央
織田信秀の娘で信広の同腹の妹。そして信長の姉で信清の正室。
政略結婚だが、従兄弟同士でもあり特に蟠りはなかった。
むしろ、信清は信長の義兄弟になれるとあってハイテンションだった。
これを見た央は、こんなにも喜んでくれるなんて、と勘違いして精一杯尽くそうと決めた。
その結果、最終的に三男四女に恵まれる。
嫡男・信益、長女・琳、三男・康清、次女・佳、四女・寧、五男・信尚、六女・媛。
◆智
織田寛貞の娘で、忠寛の妹。そして、信清の側室。
父の陰謀により、信清を生涯の旦那様と思い定めて押し掛けた。
二男一女に恵まれた。
次男・遠山信景、四男・清満、三女・由。
◆水
吉良義昭の養女として、信清の側室となる。
実父・荒川義広は謀反の罪で切腹となり、一時塞ぎ込む。
離縁も已む無しと思っていたが、吉良義昭の娘として押し通された。
初期は余所余所しかったが、最終的に一男一女に恵まれた。
七女・蓮、六男・氏清。
◆琳
信清と央の長女。
信忠に嫁ぎ、嫡男信秀ほか二男二女を儲ける。
◆於艶さん
信清・信長の叔母で、東美濃の有力者・遠山景任に嫁ぐ。
景任が死去した時、子がなかったので信清の次男を養子に迎える。
養子を迎えて遠山家は万全となったが、当人はまだ若く、旦那が欲しいと思ってしまった。
そして、信清の側室に収まろうと画策するも、流石に近親過ぎて制止された。
仕方がないので、遠山の傍流から婿を取って納得。
晩年は養子・信景と共に下野にあって政務を補佐しつつ、穏やかに暮らした。
ハッキリ言って女傑である。
◆お濃さん
斎藤道三の娘で信長の正室。
薙刀を良くするお嬢様。
道三の死に心を痛めていたが、実は生きてた。
報告した信清は、二度と怒らすまいと心に誓ったとか。
◆於市ちゃん
信秀の娘で、信長の妹。
浅井長政に嫁ぐ案が上がったが流れ、斯波義銀に嫁いだ。
持ち前の気の強さと、斯波義銀の苦労人気質が上手くマッチし、円満な家庭を築いた。
三男三女に恵まれ、織田一門斯波家が大いに繁栄する切欠となった。
・信清娘の嫁ぎ先
長女・琳=織田信忠、次女・佳=北条氏直、三女・由=長宗我部忠親、
四女・寧=松永久種、五女・媛=織田信行、六女・蓮=吉良義則
<その他の人々>
◆足利義昭
第十五代将軍。
信清から害悪、阿呆扱いされ、早々に退場させられた。
◆足利義助
第十六代将軍。
阿波公方の流れを汲むが、降って湧いた将軍就任に大満足。
特に野望を抱くこともなく、大人しく将軍職を満喫して引退した。
足利宗家の高格式家として、連綿と続く基礎を築いた。
嫡男は義種。
◆朝倉義景
越前朝倉当主。
足利義昭を保護していたが、色々あって動けなかった。
旧主一族の斯波義銀と対面したりと、胃が痛い日々を送った上に滅ぼされた。
嫡子は保護され、旗本として続いた。
◆朝倉景綱
越前朝倉一族。
傍流で大した力は持ってなかったが、ちょっとした運命の悪戯で大躍進。
織田家発祥の地、越前織田庄を領し織田城主だった関係で信清に重用される。
活躍の場は全て省略されたが、いつかきっと外伝で……。
嫡男は信景。
◆松永久秀
三好の重臣で大和を治める。
戦国随一の梟雄と名高いが、火力大好きな点以外は地味に終わった。
そこそこ長く生きたが、大和の太守になることはなかった。
孫二人が、大和と三河で領主をしている。
◆三好義継
三好宗家の総領だが、名前だけの登場。
四国攻めに従軍。功績を上げ、河内の領主として残った。
嫡男は義勝。
◆浅井長政
浅井家当主。
於市ちゃんの婿候補だったが、信勝の反対で消滅。
以後は特に出番も無く、朝倉に与して消滅。
◆水野信元
尾張と三河に領地を持つ水野党の当主。
東海道筋の戦役に従事。
佐治信方が讃岐・淡路に転出した後、その地を加増された。
尾張の領主が信清になった影響か、改易されることもなく順当に過ごす。
嫡男は信政。
◆松平重忠
松平信孝の嫡男。
桶狭間の頃、信清に拾われる。
重要な役割を担う予定があったが、全て家次に奪われフェードアウト。
嫡男は忠清。
◆今川義元
桶狭間で討取られるだけの存在。
嫡男は氏真。
◆武田信玄
甲斐武田最期の当主。
地味に信清の被害者だが、同情はしない。
◆上杉謙信
越後上杉最期の当主。
戦バカと称され、織田家としては全面対決になるのを避け続けた。
その死後家督争いが起きてしまい、越後上杉家は滅亡の憂き目に。
◆上杉景虎
謙信の養子で姉の娘婿。
その死後、家督争いが発生。
織田家の侵攻に対するため沈静化しかけたが再燃。
北条氏政の依頼を受けた信清の取り成し(自作自演)により、景虎の相続が確定。
しかし、北条家傘下の一領主でしかなかった。
嫡男は氏虎。
◆宇喜多直家
戦国宇喜多最期の当主。
謀将で梟雄とも言われ、警戒した信清の指示で全力で潰される。
◆北条氏政
関東北条家当主。
信清と同盟を結び、嫡子に信清の娘を貰った。
北条家最盛期を築き上げた英雄として評価されることになる。
嫡男は氏直。
◆最上義光
奥羽斯波一族。
織田家が関東甲信越を侵略してた頃、斯波義銀の使者が飛び、臣従を選ぶ。
結果、羽前の太守として生き残った。
嫡男は義康。
◆大崎義隆
奥州斯波一族。
織田家が関東甲信越を侵略してた頃、斯波義銀の使者が飛び、喜んで臣従した。
伊達政宗を危険視した信清と利害が一致し、全力で伊達を潰し、怨敵葛西も滅ぼした。
結果、陸前の太守として我が世の春を謳歌した。
嫡男は義正。
<以下、有象無象>
・平手の爺様
平手政秀
史実では自刃したが、ここの信長は奇行が収まったせいもあり胃痛の種は少なかった。
信秀が亡くなると隠居した。
・平手の爺様の嫡男
平手久秀
政秀切腹の一因と言う説があったのを思い出した信清により、信興付きに変更された。
普通に考えて左遷だが、特に問題も起こさず重臣に収まる。
・守護様
斯波義統
信長の覇業を支える礎に選ばれ、大和守広信に殺された。
嫡男の義銀は織田一門に列し、謎の勝ち組となり一国の太守にまで登り詰めたのだから、許して欲しいものである。
・蜂須賀党
蜂須賀正勝
川並衆を率い、木曽川の水運で莫大な財を築く。
早いうちに信清の家臣化したが、出番はなかった。
・下山組
最初の誘いに応じた下山甲斐が率いる伊賀衆。
・福地組
最初の誘いに応じた下山甲斐の盟友・福地宗隆が率いる伊賀衆。
・岩倉家臣 生駒
生駒親重
元は信康の家臣だったが、信安に仕えて重臣に列していた。
・岩倉家臣 山内
山内家豊
盛豊の嫡男で、弟に一豊と康豊がいる。
史実では族に襲われ殺害されるが、ちゃんと生き延びて家老職を全う。
・九鬼の若い衆
九鬼嘉隆
信長にHELP希望し、志摩国に返り咲く。
織田水軍の中枢を占める。
嫡男は守隆。
・北畠親子
北畠具教 剣豪でも鉄砲隊には勝てない。犬山でフェードアウト。
北畠具房 信長の二男・具豊を養子にして、家督を譲る。
犬山でフェードアウトと思いきや、後に伊勢で小領主となった。
・六角親子
六角承禎
六角義治
六角義定 義治の養子となり、六角当主となる。
犬山でフェードアウトしたが、後に高格式家に連なり連綿と続いた。
・信長家臣の甲賀出身者
滝川一益
鉄砲の名手で各地で活躍。
史実程、領地的には出世しなかったが、茶の湯にド嵌りし、そっち方面で名を上げた。
嫡男は一時。
・今川家
今川氏真。
作中で一度も名前が出てこなかったが、ちゃんとこの人なので安心。
後世、織田家と北条家に挟まれてなお、駿河一国を保持し続けた手腕が評価された。
当人は信清ばりに軽く、なんだかんだウマが合ったようだ。
嫡男は範以。
・徳川家康(仮称)
色々消滅した残念な人。
信清による被害者の筆頭と言える。
・水野の分家
水野忠重
信元の弟だが仲が悪く、松平の残党と連絡を取り合っていた。
蜂起したがすぐさま鎮圧され、切腹させられた。
・一向宗の宗主
顕如
比叡山の二の舞を恐れ、静かにしていたが末端の暴発により激怒。
枝葉を切捨て、京都に移って穏やかに暮らす。
・寝返った吉良一族
荒川義広
色々遺恨があったみたいだよ。
・焼却された天台宗の偉い人
某親王様
間が悪かったね。
・信玄の次男
武田竜芳
盲目で半俗半聖だったが、完全に出家させることを条件に助命された。
信成の甲斐支配に役立ったが、暫くは信成から厳しい視線に晒されたとか。
子孫は一向宗の僧として連綿と続く。
・勝頼の嫡男
武田信勝
母が信長養女であり、一族判定。
犬山に回収されたのち、遠山信景の家臣になった。
・信玄の六男
武田信貞
岩倉殿が連れて逃げ、捕まり解放されるまでずっと一緒に居た。
他の兄弟分と共に岩倉組を立ち上げ、各方面で活躍する。
そんな話があったりなかったり。
・土佐長宗我部
長宗我部元親
土佐統一すら果たせなかったが、嫡男に信清の娘を迎え、次代で土佐の太守になる。
それを見届けて逝ったので、最後は幸せだった。
・伊予河野
河野通直
毛利との繋がりが強く、降服の為所を誤り滅亡。
・能登の名目
長続連
能登畠山の重臣で、織田家に通じる。
上杉派が動く前に織田家が動き、能登一国を畠山家に残せた功臣とされる。
嫡男は綱連。
・飛騨の名目
姉小路頼綱
武田を滅ぼし、上杉への圧力を強めるために飛騨侵攻に協力。
飛騨一国の太守として生き残った飛騨の英雄。
嫡男は信綱。
・風魔
風魔小太郎
伊賀・甲賀よりも風魔が一番好き。
だが残念、北条家と同盟を結んだ時点で出番が消滅。
信清からの助言で、一定の地位まで引き上げられたので感謝はしてる。
でも、実際に引き上げた北条氏直に忠誠は捧げられた。
・下野宇都宮
宇都宮広綱
佐竹と結び、宇都宮全盛期を築き上げたが、織田・北条連合軍に惨敗。
時を置かず侵攻され、敢え無く滅亡した。
・常陸佐竹
佐竹義重
宇都宮と結んで織田・北条連合に戦いを挑むも惨敗。
這う這うの体で敗走し、全面降伏して許された。
降服直前、二男を岩倉殿に預けて送り出した。
嫡男は義宣。
・南総里見
里見義頼
佐竹と連合することで北条と対決していた。
信清の八つ当たりにより蜂の巣となり、滅亡。
領地は全て北条家の物になってしまった。
・奥州伊達
伊達当主 伊達輝宗
嫡男 伊達政宗
二男 伊達小次郎
独眼竜を危惧した信清により、全力で滅せられる。
姻戚の最上家からの助命嘆願により、小次郎が伊達家当主となり最上家臣として続く。
・南部
南部信直
良いタイミングで織田家に臣従を誓った。
津軽地方を踏み潰し、恩賞として貰い、陸後国の太守に任命されたので大喜び。
北の忠臣として名を馳せる。
嫡男は信利。
・蘆名
蘆名義隆
ギリギリな運営をしていたので、決戦の余裕がなかったのが実情。
結果オーライ。
伊達が滅びたのを見て、臣従を決める。
・葛西
葛西晴信
織田家に恨みはなかったが、大崎義隆との対決は避けきれなかった。
それも止む無し。滅亡した。
・大宝寺
大宝寺義興
越後上杉との繋がりにより連座する形で滅ぼされた。
・小野寺
小野寺義道
父から家督相続したばかりで、情勢を読み切れなかったため滅亡。
運がなかった。
・安東
安東実季
南部が織田家に通じたことで窮地に立つが、ギリギリで生き残れた。
水軍の力を見込まれ、蝦夷や樺太開発に力を注ぐ。
・村上水軍
村上武吉
毛利家の中核を為す水軍衆だったが、佐治水軍に敗れて逼塞。
毛利家事態が敗北したので、瀬戸内丸ごと織田水軍の傘下に入った。
・毛利
毛利輝元
叔父たちの協力により家を保っていたが、安芸一国にまで落とされる。
その際、穂井田家が備後国を与えられたことで家中不和が発生。
対応に苦慮し、織田家を深く恨む。
嫡男は信元。
・穂井田家
穂井田元清
毛利輝元の叔父で、小早川隆景の弟。
何故か知らないが、備後一国を賜る。
辞退は許されなかったらしい。
毛利本家との仲が悪くなったが、苦心しながら政務をとり続けた。
嫡男は忠元。
・豊後大友
大友宗麟
九州探題から一転、豊後一国をギリギリ領するまでに落ち込む。
全てキリスト教が悪い。間違った。傾倒しすぎたのが悪い。
その死後、大友家が太守として続いたかは定かではない。
嫡男は義統。
・龍造寺当主
龍造寺政家
筑前で決戦を挑むも、歴史的大敗を喫して首を獲られる。
家が降伏した際、隠居した父・隆信や重臣・鍋島一族が切腹となり、国政は逼迫した。
その後、肥前一国を維持するのに精一杯で何も為せなかった。
嫡男は隆房。
・島津当主
島津義久
有名な四兄弟は、三男を残して全滅。
その系統が薩摩一国の維持に腐心するが、種子島も琉球もなく、赤貧のまま歴史の彼方へ。
跡継ぎは歳久。
・信勝の家臣は猛将揃い
柴田勝家
佐久間盛政
などなど。
これまた長くなりました。
史実で著名な、本作未登場人物に関しては、どうしましょうかね。




