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Garage Inc.  作者: 鳴海 酒
20/48

感想書く(全レス)反省会会場

※今回のエッセイに関して、古城ろっくさんに名前出していいかい?と確認して、ちゃんとOKもらってます。

 念のため。

 やっほー、みなさん元気かい。


 感想全レス企画もそろそろ下火になってきたところで、今回色んな作品を読んで思ったことを書いていくぞ。

 全体的な感想ってところかな。


 ああ、残念だけど今回も毒吐き回だ。


 ちなみにいつも私のエッセイを読んでくれてる人は知っていると思うが、私の話は話題があっちこっちとっちらかる。

 なので作品の感想以外にも変な話とか関係ないところへの批判だのも混ざっていくと思うので、思わぬところで流れ弾が飛んでくるかもしれない。

 適当なところで勝手にダメージを受けたり共感シンパシーを感じたりしてください。


 あ、これを読んで私にシンパシーを感じてくれたあなた、残念だがそれは錯覚だ。




※「まだ私の感想が返ってきてないのに、こんなの書いているわ」というあなた、大丈夫、忘れていません。待たせているだけです。

 それに関してはごめんなさいですね。こんなの書く前に読めよと思われるかもしれませんが、私も読み専ではないのです。


 でも「全員のを読みに行く」とはっきり言っているからね。待たせていることについては、正直、罪悪感はあります。

 だから、ごめんなさい。もうちょっと待っててね。


※ちなみに今回の話は全て、「人気作家になりたい」という夢を持っている作者向けに書いています。

 感想くださいという作者さんは、やっぱりというか当然というか、そういう人が多かったので。

 明確に書籍デビューが目標だと文字にしている人は少ないけれど、そういう人は2割増しで応援しておく。ちゃんと言うって大事。


 あなたが趣味で書いている人なら、ここでブラバしておくべきだ。

 本当に楽しむことを第一にしてほしいし、こんな私の戯言で気分を悪くしてもつまらないよ。




 はい、じゃいきますねー


●すごいことやってるね。と言われることが多かった。

 活動報告とかで話題にしてくれてる人もいたけど、だいたい好意的に受け取られていたようで、よかったです。「すごいねー」という声が多かったと思う。

 あ、もしかして私の活動報告を見たの? と思ったあなた。違うから気にせず私の感想の批判でも書いてていいぞ。


 あー、でだ。 ……本気か、君ら。

 誰でも思いつく売名行為のひとつだろ、これって。某掲示板に自演の宣伝かき込む次の次くらいに思いつくだろ。

 そして、別にスキルも何もいらない、めちゃ簡単な話だ。読んで、感想書くだけ。

 まあ「つまらなかったら切る」「ストレートに言う」という二つを前提にしてなかったら、私もきつかったとおもうけどさ。


 そして、実際に始めた人はまだ見ていない。



●いまいちな作品はすぐに予感がある。

 いくつかは途中で読むのを打ち切った。

 切る以上は「つまらん」の一言でなく、ちゃんとダメな理由を書くべきだと思って、私が無理だった理由をきちんと書いた。

 ここらへんは褒めるよりめんどくさかったな。

 理由は書いたけど、塩を塗り込まれる結果になった人はご愁傷様。


 さて。ここで大切な話だ。

 このエッセイで唯一身になる部分かもしれん。


 ◇ 切った話は、ほぼ全てが「転生」「ハイファンタジー」「VR」。ようするに、いかにも「なろう系」って感じのお話だった。


 ほぼと書いたのは、単にはっきり覚えていないからだ。

 逆に言うと、オリジナル設定とかあまり見ない設定を書いているのは、(正直、退屈というのはあったけど)文章を書き慣れているなって人だったり、光る部分、グッドポイントがあったりと、何かしらの武器を持っていた。

 武器が貧弱だとかはこの際いいさ。貧弱なら研げ。貧乳なら口を使え。


 先日とある人の感想を書いたときに、この問題について少し真面目に考えたんだ。

 そして出た結論。


 なろう系「だけ」を読み、書いている人は、ダメだ。なぜダメかというと、なろう系はいくつもの共通認識の中で作り上げられている。

 「魔法=こんなもの」「スキル、ステータス、説明不要」「異世界=ふんわり中世ヨーロッパ」みたいなものが、すべて説明不要なわけだ。

 そして、説明すっ飛ばして書きやがる。


 空想のもの(魔法やスキル)の説明すらできないのに、情景だの心情だのの描写ができるわけないだろ。

 書いて下手ならまだしも、書くことすらしねえから、何作書いても上達しねえんだよ。

 設定云々以前に、セリフ集は小説ではない。

 そういうことだ。


 スレイヤーズの世界なんかは、なろうで思い描く世界観にすごく近いと思う。けどさ、あれって描写や設定がおろそかかというと、全然そんなことはない。

 なぜスレイヤーズをあげたかというと、たぶん読者の認識が固まっていない初期の時期に書かれた、一番なろう系に近い作品だと思ったからだ。


 対してオリジナル設定の人は、当たり前だが設定の説明をしっかりしなきゃならん。そのためには、その前に設定をきちんと決めておかなきゃならん。

 そういうふうに、自然と”考えて書く”ってことができていくんじゃないかな。

 面白いなろう系を書ける人っていうのは、逆に言うとそういう部分ができている人何だと思うぜ。


 なろう系を書いて「つまらん」と言われる人は、スタートラインにすら立ててないんだ。



●長編を書け。

 エッセイ、短編、長編、それぞれ書いた人ならわかると思うけどさ。

 エッセイって死ぬほど楽勝に書けるのよ。なぜかって、頭を使わないから。そのくせ、頑張って書いた長編なんてクソってくらい、簡単に見てもらえてポイントがもらえる。

 これに慣れると、頭を使わずに書くのに慣れちゃう。それはまずいぞ、と。


 じゃストーリー物だとなるわけですが。

 短編は、とても面白いものが多かった。長編だとあまり面白くない作者さんでも、短編は面白い。

 なぜか。


 短編だからだ。

 設定が練れていなくても、細部を書かなければいい。勢いだけで乗り切ることもできる。終わりが中途半端だったりしても、におわせる終わり方と言えなくもない。

 簡単にいうと、ごまかしがききやすいのよ。ジャンクフードだ。

 それでもエッセイを書くのに比べると、格段に勉強になると思う。入りやすいってのもあるからね。そもそも書かなきゃ始まらないのだから。


 対して長編は、本気で考えないと書けない。逆に言うと、本気で考えてるなってのがすごく伝わる。さっき書いた、「武器」ってやつを、何かしら持っている人も多い。

 あ、2点目で指摘したなろう系は除く。考えずにいくら書いても、積み重ねはない。


 それと大切なのが、結局エッセイとか短編でポイント入っても、数百くらいのもんなのよ。がーっとは簡単だけど、それ以上は伸びづらい。

 書籍化した人気作を見ると、総ポイント数の中での評価ポイントの比率って、結構少ないのよ。基本はブクマポイントだ。

 対してがーっとポイント伸ばすタイプの短編エッセイは逆。評価ポイントの比率が高い。

 もちろん短編を何回にもわけて読むことってめったにないから、当たり前のことなんだろう。

 でも、本当にポイントを集めたいなら、ブクマポイントを狙わなきゃだめだってことだ。



 ところがここで、矛盾した話になる。

●ポイント一桁レベルの底辺作者は、エッセイを書いたほうがいいかもしれない。

 今回の感想の件とは関係ないんだけどさ。むしろ前回の話に戻るんだけどさ。

 コミュニティの中心人物って書いたじゃん。それって本当は、少しだけニュアンスが違う。自分の感じた感覚を正確に書くよ。


 魅力的なエッセイを中心として、それを書く人間の元に、他人が集まる。


 ものすごくわかりやすい例をあげると、古城ろっくさんだ。

 彼の人気エッセイは、「小説を書くにあたって、すげーどうでもいいもの」だな。たしか。

 彼の活動報告やエッセイを読んでわかったのだが、彼の周りの人は、チャリチャンに集まったわけではない。「すげどう」に集まって、それがチャリチャンに流れていった。

 その過程で、彼を中心としたコミュニティが形成されていく。


 たぶん本人たちは、仲間を集めようとしてやってるんじゃないと思う。でも、結果的にその行為に仲間が集まる。

 これって別に悪いことじゃないよ。魅力的な文章を書けるってのは、基本的にいいことだ。



 ああ、ここでちょっと言わなきゃいけないことがある。自分のために。


 最近、私、作品数が増えて来てシリーズごとにまとめたんよね。ストーリー物と、エッセイと、って感じで。

 でエッセイ集のシリーズ名が「どーでもいいエッセイ」

 名付けたときは、「すげどう」とか全く頭になかった。私自身のエッセイなんて、自分の中でどーでもいいのだ。だから、どーでもいいエッセイ。


 そしたら数日後、新着履歴に「すげーどうでもいい~」 ……かぶっとるやん。

 たぶん似てるんだろうね、古城ろっくさんと私の精神的なところが。

 というわけで、勝手に一方的にシンパシーを感じる出来事があったわけだよ。

 ようするに、偶然なのでパクったわけではない。気に入っているので改名はしない。



 ただ、エッセイって自分にとっては毒なんだよね。ゆっくり腐る原因その2なのよ。

 特に短編のエッセイって、他人が興味ありそうな説明調のタイトルを付けておけば、驚くほど簡単にポイントが稼げる。

 読んでもらえる。ランキングに乗るのも楽勝。

 これが問題。

 理由はいくつか思い当たるけど、別に書かない。私は興味ないから。


 エッセイを書くのはいいけど、エッセイ「だけ」書きまくるのは問題だ。そういうこと。


 古城ろっくさんにぐさりと刺さっていてはいかんのでフォローしておく。

 あなたの場合、エッセイそのものが面白いので、芸として確立されていると思います。

 くわえて、チャリチャン。本編50万字以上+番外編まで書いている人に対して、エッセイだけなんて思うわけがありません。

 熱量すごい。



●興味ないジャンルって読むのだりい。

 ぐさりと刺さった、マイナージャンル作家さん。ああ、あなたへの悪口ではないのです。

 実際ね、読んでみたら意外と面白いってことはあるさ。


 でも、現実を言うぞ。

 そもそも読まない。手に取らない。


 そんなこと言わないでというあんたは、「囲碁名局集」だとか「染み抜きがうまくできる本」みたいなのを蔦屋でちょっとでも手に取ったことがあるのか? そういうことだ。


 ここで言いたいのは、「私が興味のないジャンルの作品を見てつまらなかった」ではなく

 「マイナージャンルはそもそも手に取ってもらえない」だ。

 仕方ないよね、で終わるんじゃなく、一緒にじゃあどうするか考えようぜ。

 といっても、宣伝するしかないだろうね。普通のなろう系小説を書いて人気になって、本命の方に引き込んでやるぜ! そういうのもありだろう。それがたぶん最善だ。いえ、本気で。

 あとはほら、クリーニング屋さんの小説を書くために、染み抜きに関する短編エッセイでも書いてみる?


 と、さらにもう一つ前向きな話。

 マイナージャンルというか、オリジナル設定が深い作品の改善だ。

 よくあるのが、設定設定で頭に入ってこねえよというやつ。最初から複雑な設定を出すなってやつだな。


 例えばナルニア国を読むと良い。古典だ。魔法は出てくるが、「ふんわり」とした設定だ。なんか不思議パワーって感じで、細かい設定を羅列してきたりはしない。

 アキラを見るといい。アニメ映画の奴だ。近未来だが、どんな世界観だとかいちいち説明してないだろ? 不良がバイクで暴走して、でてくるビルだのヘリだのの描写で、「なんとなくこんな世界」みたいなのを描写してるだろ。

 サイバーパンクでも異端審問官でも異世界紀行でもなんでもだ、オリジナル設定は「ふんわり」作ってくれ。

 ついでにいうと、直接の解説ではなく描写で察するようなお話はすごくいいぞ。具体的に言うと、夕立さんの堕ちた枢機卿みたいなやつよ。



●名前凝りすぎ

 設定のところを書いていて思い出したよ。

 名前なんて適当に決めるんだ。最低でも凝るのは主人公くらいにしておけ。


 人間って聞き慣れない人の名前を区別するのは難しい。

 凝った漢字で意味を考えて作ったところで、読者からすれば単なる文字の羅列に見えるからね。

 太郎次郎はさすがにあれだけど、拓海だとか美里だとかエリナ、ポール、マイク。

 少なくとも「性別」がパッと見て判断できる名前にしておいた方がいいよ。

 小説は文字だけなんだから、意外とそのへんは影響すると思った。





ガーっと書いたけど、以上で一応の反省会を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

また何かあれば書くかもしれんし、質問とか相談があれば受け付ける。

恥ずかしいならメッセージボックスでも歓迎さ。


では皆さま、明るい執筆ライフを応援しています。


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