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アルヴァース・クリエイト 〜異世界適当創世記〜  作者: 神在月
2章 冒険者ギルドと商業ギルド
23/43

代理神の仕事

5/22 15:07 誤字修正しました。

アルヴ暦213年2月11日

フィンシオン城内


お金稼ぎが順調に出来て、そろそろ旅の準備真面目にしようと街へ出る準備をしていた頃。


『創造神様・・・今よろしいでしょうか?』


ふと頭の中に声が聞こえた。部屋の中は俺とルーシアのみ。ルーシアにも聞こえたようだ。


「この声は、ドロシーですね。」


「ドロシー?・・・代理神に任命した?」

忘れてたわけではないよ、勿論。忘れるわけ・・・。


『そうです。ドロシーです。お久しぶりです。創造神様、ルーシア先輩。』


「どうしたんだ?それに確か連絡って教会経由じゃないと出来ないんじゃないのか?」


『はい。そうなのですが、ある程度創造ポイントが貯まっていましたので、勝手ながら、創造神様とルーシア先輩に私の〔スキルオペレーター〕のスキルで〔オラクル〕と〔祈祷〕のスキルを付けさせていただきました。これにより何時でも相互連絡を可能にしました。』


そう言われたのでカードを見てみた。


■名前:シン・フィンシオン

■スキル《34》

ユニーク

【神眼3】【創造魔法4】

パッシブ

【全言語理解4】【全属性魔法適正☆】〔成長速度上昇8〕〔回復速度上昇3〕〔速読3〕〔算術3〕new!〔交易3〕new!〔アイテムボックス2〕up!〔オラクル☆〕new!

アクティブ

〔短剣術1〕〔剣術1〕〔錬金1〕〔調合1〕〔採取3〕〔開墾1〕〔祈祷☆〕new!〔火魔法7〕【水魔法7】【風魔法7】〔土魔法7〕〔光魔法7〕【闇魔法7】〔空間魔法7〕


■名前:ルーシア・ファラント

■スキル《32》

ユニーク

【全鑑定2】【ポイントオペレーター2】

パッシブ

【全言語理解4】【全属性魔法適正☆】〔成長速度上昇6〕〔算術3〕new!〔交易3〕new!〔アイテムボックス2〕up!〔オラクル☆〕new!

アクティブ

〔短剣術2〕〔採取5〕〔祈祷☆〕new!【火魔法5】〔水魔法5〕〔風魔法5〕【土魔法5】〔光魔法5〕【闇魔法5】〔空間魔法5〕


金稼ぎの成果も出てるな。しかし〔オラクル〕も〔祈祷〕もマスターしてるな。このスキルも後で隠しておこう。


「それで、何か重大な出来事でもあったのか?」


『いえ、緊急を要する事項はありませんが、創造ポイントが貯まってますので、如何しようかと相談しようと思いまして。』


「創造ポイント?世界を創る時に使うやつ?」


「そうですよ。転生前のポイントは全てシン様に私の能力で還元しましたので、そんなに残ってると思ってなかったのですが。ドロシー、今どの位貯まっているの?」


『現在315,542ptですね。』


「「えっ?」」

何?何でそんなにあるんだ?


「そんな、私が転生する時に全部使ったはずなのに・・・。ないと思ってドロシーを創る時もシン様のスキルポイントをお借りしたですが。」


『えっと、私も創られる前なので詳しくはわかりかねますが、恐らく転生時からかなり時間が経っているのではないかと。創造ポイントはアルヴァースに生きとし生けるものから生命エネルギーを星の核を通じて少しずつ回収していますから、それしか考えられないかと思います。』



「あぁ!そういえばさ、俺がアルヴ通貨創った後直ぐ転生したよな?それで世界通貨が出来たからアルヴ暦って出来たはずなのに今ってアルヴ暦213年だもんな。200年前に転生したってことか?」


「なるほど、シン様の仰る通りかもしれませんね。神様にとって200年という時間は短い時間ですから。」


「まあ、そんなに有るなら使うか?と言ってもな今の世界をあまり変えるのもなぁ。あ!世界的に食料問題解決出来るかな?」


『直接的な解決は難しいですが、大地を活性化させて、作物が育ちやすくすることはできます。ただし、大体1平方㎞で1,000pt消費しますから、フィンシオン領だけでも10万pt消費する計算です。』


「そうか・・・いい考えだと思ったんだけどな。」


『提案なのですが、代理神をもう1人増やして、その者に監視任務を任せましょう。そして私が農地に絞って活性化させていけば、消費ptが減らせるかもしれません。』


ふーん。そっか、ドロシー1人で色んなことするのも大変だろうしな。


「ドロシー、代理神が1人で大変なら増やしてもらって構わない。仕事の役割に応じて適正な代理神を創っていいぞ。」


「シン様、流石にそれは権限を委譲し過ぎでは?」


「じゃあ、今あるポイントの半分は自由に使ってもらうのは?」


「あまり変わりませんが、それでシン様が良いのなら問題ありません。では、残りのポイントは、シン様のステータスポイントとスキルポイントに変えましょう。」


「いやいや、多過ぎでしょ?」


うーん・・・まぁポイント放ったらかしにするのも勿体無いな。でもいざ世界に何かあった時に使えるポイントが無いのも困るしな。・・・暫し考える。


「よし、ドロシー、さっき言った通り15万ptはドロシーが自由に使って構わない。今の任務は世界の食料不足を解決させる事だ。解決する手段は任せる。出来れば俺の手が届かなくて、特に食料が足りない所を優先で頼む。」


『承りました。お任せください。』


「ルーシア、俺とルーシアにステータスポイントを5,000pt、スキルポイントを50,000pt移してくれ。」


「え?私にもですか?必要ありませんよ。私は必要であれば他人から盗れますから。」


天使の発言じゃない‼︎ダメだそんな犯罪に手を染めるような行為は・・・。


「ダメだ!これは命令だ。俺が許可しない限り他人からポイントは奪うな。だから創造ポイントを受け取ってくれ。」


怒られたと思ったのか、ルーシアが少しションボリしている。


「わかりました。シン様に従います。ですが私のポイントはシン様の半分にさせてください。それでも多い位ですが。」


「わかった。それでいいよ。」


其々にポイントが移動した。ポイントオペレーターって便利だな。


■名前:シン・フィンシオン

■性別:男

■年齢《5》■生年月日《207/9/25》

■ジョブ《村人13》

■ギルド《冒険者F1》

■ステータス【5,000】

体力《138/138》魔力《172/172》筋力《54》

耐久力《69》敏捷《61》器用《65》

知力《87》精神力《85》運《250》

■スキル【50,034】

ユニーク

【神眼3】【創造魔法4】

パッシブ

【全言語理解4】【全属性魔法適正☆】〔成長速度上昇8〕〔回復速度上昇3〕〔速読3〕〔算術3〕new!〔アイテムボックス2〕up!〔オラクル☆〕new!

アクティブ

〔短剣術1〕〔剣術1〕〔錬金1〕〔調合1〕〔採取3〕〔開墾1〕〔祈祷☆〕new!〔火魔法7〕【水魔法7】【風魔法7】〔土魔法7〕〔光魔法7〕【闇魔法7】〔空間魔法7〕

■称号

【宇宙創造神の加護】【代理神の加護】

■賞罰

なし



■名前:ルーシア・ファラント

■性別:女

■年齢《5》■生年月日《207/12/12》

■ジョブ《村人8》

■ギルド《冒険者F1》

■ステータス【2,500】

体力《104/104》魔力《167/167》筋力《34》

耐久力《52》敏捷《51》器用《52》

知力《82》精神力《85》運《160》

■スキル【25,032】

ユニーク

【全鑑定2】【ポイントオペレーター2】

パッシブ

【全言語理解4】【全属性魔法適正☆】〔成長速度上昇6〕〔算術4〕new!〔アイテムボックス2〕up!〔オラクル☆〕new!

アクティブ

〔短剣術2〕〔採取5〕〔祈祷☆〕new!【火魔法5】〔水魔法5〕〔風魔法5〕【土魔法5】〔光魔法5〕【闇魔法5】〔空間魔法5〕

■称号

【創造神の加護】【代理神の加護】

■賞罰

なし


ポイントも隠した。こんなポイント一気に使うと大変な事になりそうだ。とりあえず1対1で人類に負ける事はない数字になるだろう。まあ戦闘経験ゼロですけど。旅に出たら、戦闘経験積まないとな。


『では、私はこれから任務を遂行してまいります。失礼します。』


プツっとは言わないが、何となく電話が切れたようなイメージが頭の中でした。



「さてと、ルーシアこれからどうする?」


「えっと、必須ではありませんが街でポップコーンを待っている方達はどうにかしないといけませんね。」


「そうだよな・・・。そうだ!代理神でいい事思いついた。代理を雇えば良いじゃないか!」


サーシャを呼び出して相談してみた。


「確かに私達もずっと販売する訳にはいきませんから、代理というのは良いと思います。ただ、今あの屋台は借り物ですからね、今後の事を考えたら、商業ギルドに登録しておくのも良いかも使れませんよ。お金も預けられて、どの街のギルドでも下ろす事がてきます。」



「よし、じゃあ商業ギルドへ行くぞ!」


俺たちは、商業ギルドへ向うのであった。



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