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アルヴァース・クリエイト 〜異世界適当創世記〜  作者: 神在月
1章 転生・成長・再会
16/43

5年祭の儀式

アルヴ暦213年1月

フィンシオン領レティシア



「シン、レティシアに着いたぞ。久しぶりだな」


「本当に久しぶりですね」


「ルーシアちゃんに早く会いたいわね、シン」


「はい、ルーシアにも、久しぶりに会いたいです」


「あら?ルーシアちゃんのこと覚えているの?3歳の時なのに?」


「覚えてますよ。僕達が儀式をしている時にすごく光りましたよね。あれが印象的だったんです」


「まぁ、すごいわ。流石私のシンね!」



 ついに来てしまった。この日が。

 何かしら誤魔化す術を探しはしたが、結局思いつかなかった。逆に思いっきり自分を鍛えることにした。開き直りだ。


 異端児とかの扱いで殺されるとかはないだろう。何故なら異端児という考えが出るほど宗教が栄えてない。世界創造時に宗教を減らしたからだ。


 後は両親の出方を見て決めるとしよう。




 聖堂に着いた。


 パタパタと走ってくる子供がいる。天使ことルーシアだ。以前会った時はショートカットだったが、現在は肩まで髪を伸ばしている。前髪が揃っているところが可愛い。もう一度言おう、天使だ。


「シン様、お久しぶりです。お待ちしておりました」


「久しぶり、ルーシア。元気だったか?」


「勿論です。シン様にお力添えができる様、日々精進しておりました」


「む、無茶してないよな?」


 ルーシアを神眼で見る。


 ■名前:ルーシア・ファラント

 ■性別:女

 ■年齢《5》■生年月日《207/12/12》

 ■ジョブ《村人7》up!

 ■ステータス《0》

 体力《100/100》魔力《160/160》筋力《31》

 耐久力《50》敏捷《49》器用《48》

 知力《80》精神力《80》運《160》

 ■スキル《22》

 ユニーク

 〔全鑑定2〕new!〔ポイントオペレーター2〕

 パッシブ

 〔全言語理解4〕up!〔全属性魔法適正☆〕〔成長速度上昇6〕up!

 アクティブ

 〔短剣術2〕new!〔採取5〕new!〔火魔法5〕new!〔水魔法5〕new!〔風魔法5〕new!〔土魔法5〕new!〔光魔法5〕up!〔闇魔法5〕new!〔空間魔法5〕up!

 ■称号

 〔創造神の加護〕

 ■賞罰

 なし


 やっぱり。ステータス値が一般成人を超えている。スキルも最早ベテランクラスだ。けど少し安心した。ほぼ予想通りの状況だからだ。


 現在の俺の能力は、チートな彼女より高かったりする。まあ、色々と手を出してみたしな。無理して成長速度上昇のレベルを上げたのよ効果的だった。それによりスキルも覚えやすくなった。


 能力値では、非戦闘系の成人達よりは強くなったが、まだまだベテラン兵士には及ばないし、迷宮に潜っている探索者とかには、勝てない。この1年で探索者に出会えたので、神眼で能力見たら能力値平均200を超えたやつらがいた。まだ上げても大丈夫ってことさ。たぶん。



「シン様、私も全鑑定のスキルを覚えたのですが、シン様のお力を拝見させていただいてもよろしいですか?」


「あぁ、構わないよ」


 そう言って、ルーシアが俺を見つめてきた。少し恥ずかしい。


 ■名前:シン・フィンシオン

 ■性別:男

 ■年齢《5》■生年月日《207/9/25》

 ■ジョブ《村人12》

 ■ステータス《0》

 体力《130/130》魔力《165/165》筋力《50》

 耐久力《65》敏捷《56》器用《60》

 知力《85》精神力《80》運《247》

 ■スキル《24》

 ユニーク

 〔神眼3〕〔創造魔法3〕

 パッシブ

 〔全言語理解4〕〔全属性魔法適正☆〕〔成長速度上昇8〕up!〔回復速度上昇3〕up!〔速読3〕up!

 アクティブ

 〔短剣術1〕〔剣術1〕new!〔錬金1〕〔調合1〕new!〔採取3〕up!〔開墾1〕〔火魔法7〕〔水魔法7〕〔風魔法7〕〔土魔法7〕〔光魔法7〕〔闇魔法7〕〔空間魔法7〕

 ■称号

 〔宇宙創造神の加護〕

 ■賞罰

 なし



 ルーシアは目を見開いて驚いている!


「さ、流石シン様、ここまで鍛え上げられているとは。私などまだまだでした」


「いや、充分ルーシアもすごいと思うけど」


 ルーシアと話していると聖堂の奥からルーシアのお父さんモーリス・ファラント枢機卿がやってきた。


「お久しぶりですね、シン様。お元気そうで何よりです。フィンシオン辺境伯様もご無沙汰しております」


「モーリス枢機卿、お久しぶりです」

「モーリス殿、久しぶりだな」


 其々挨拶を行う。


「早速ですが5年祭の儀式を始めましょう」


 そう言って儀式の場所まで案内される。


「……ついに、この日が来たのですね」


 枢機卿がボソリと呟いた。


「「???」」


 俺とルーシアは、首を傾げる。


「いえ、何でもありませんよ。では、儀式を始めましょう。と言ってもこの祭壇でお祈りしてもらうだけです。もし神が認めてくれれば加護もしくは、ギフトスキルと言って何かしらスキルを手に入れることがあります。ただし、2人は既に神の加護があるので、手に入るとしたら、ギフトスキルでしょうね」



 安堵の溜息を吐く俺がいた。今回はステータスを見るものではなかったようだ。そういえば、カードを作る為に水晶使っただけだもんな。焦ってて損した。


 じゃあ、適当に終わらせて帰るか。

 俺とルーシアはお祈りを行った。


 手を合わせて目を瞑る。

 少ししたら、身体が少し暖かくなった。

 無事?儀式が終わったようだ。



 シンとルーシアは、共にパッシブスキル〔アイテムボックス〕と称号〔代理神の加護〕を手に入れていた。

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