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『変化球が曲がる?いや曲がらない?』

いつもお読みいただき有難うございます<(_ _)>

(…それで練習についてきたんかい!)

相手チームのメンバーに金をせびるとは、なかなかに大物すぎるな…(゜Д゜;)


「かわりに…」

「ん?かわりに?」


『担保でもいれてくれるのかな?』そんな意地悪なことを考えていたら、

「野球を教えてあげるよ!」


「そうきたか!」

アイスマンは心の底からがっかりした。


いままでこちらが初心者なことをいいことに

「俺は膝さえ治れば、松井秀〇よりホームランうてるぞ!」

とか無茶なウソをいう連中を腐るほど見てきた。


フィッシャーさんに、ものすごく残念そうな顔をすると、彼はアンダーシャツのそでをまくりはじめた。


(。´・ω・)ん?


彼の右ひじには大きな手術のあとがあった。


アイスマンは馬鹿だったので、その傷あとがなんなのかピンとこなかった。


「なんすか?それ?」

「実はひじを壊して手術したんですよ」


そう言われてやっと理解したアイスマンだった。


どうやら、皇国高級学校選手権大会にでたことがあるそうだ。手術あけで本戦中はずっとベンチだったそうだが、2番手投手として予選で沢山投げたことがたたってひじを壊したそうだ。普通に暮らす分には支障がなかったそうだが、どうしても野球をしたかったので手術をしたそうだ。


(…これはまれにみるホンモノかもしれない。)


「じゃあ、変化球を投げてみたいなぁ…」

アイスマンは願望に近いことを述べた。


こういったらなんだが、アイスマンは変化球を投げられなかった。まあ大人になったら変化球がなげられるとかそういうものでも全くないのだが…。


「では、適当に変化球ぽいのを投げてみてください」

なんだか丁寧にそういわれて、アイスマンは距離をとった。


なんだかわけがわからないが、『ボールの右側を指でこする』ように投げてみた。


(´・ω・`) … まがらんね。予想どおりだけど。。。


とりあえず3球なげたところでフィッシャーさんはニマニマしながら近づいてきた。

(この人いつもニマニマしてるなぁ、てかキャッチの時の音がすごくいい!)

そんなことを思っていると、


「え~っとですね、次はボールの上部を擦るか捻るかして投げてみてください」


再び距離をとると、『えいやっ!』って感じで投げた。


(`・ω・´) ま、まがりおった!


次は『シュート』っぽく投げてみた。


Σ( ̄□ ̄|||) めっちゃ、まがりますがな…。


…アイスマンは今までは何だったのかと思うと共に、何かがガラガラと崩れていくのを感じた。


有難うございます<(_ _)>


さて、最初のころ『野球ネタ』はあんまりウケないと思いますよ、と言われた。


頭の中にはもっとウケなさそうなネタしかないです(゜∀゜)

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