表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/243

第48話 ダンジョンに行かない日2

 叔父さんと話した結果3時あたりまでで5000円と決まった。現在9時過ぎ、自給換算するとやや安いがそれほど客も来ないし、基本カウンターに座っているだけの仕事だ。昼飯もついてくるし、それになんといってもここは古本屋だ。とりあえず来た客に販売だけすればあとは本が読み放題である。本当は買取もあるのだが、俺ではそれは出来ないので、お客さんには紙に名前などの情報を書いてもらって後日支払いという形に今日は決まっている。


 というわけで早速店を開ける準備を始める。10時から店を開けるために店先の掃除と、本棚のホコリおとし、それと自分の水分確保と準備をして置く。一応エアコンはついているがそれほど涼しくない。足元にある小さい冷蔵庫に飲み物と昼ごはんを冷やしておく。


 10時になったので店の入り口の鍵を開ける。もちろん外で客が待っているということはないので、俺は早速時間つぶしのための本を選ぶことにした。


 そうだな…1冊で終わるものか、2冊くらいまでのものから選ぶか。下手に続くものとか選ぶと続きが気になってしまって買うはめになるかもしれないからな。

 もちろん小説から選ぶわけだがなんで漫画じゃないのかというと、大体漫画は巻数の多いものが多く、そんなものをカウンターにおいて読んでいたら客に変な目で見られてしまうだろう?


 …と選んでいたら客が入ってきたな。スライド式のドアが開きチリンチリンと鈴が鳴った。


「いらっしゃいませ…」


 これでいつカウンターにやってくるかわからなくなったから、急いで読むものを選んで戻らなくてはいけない。

 …そうだ異世界物とか読めば少しは合成の参考になりそうなものとか出てこないだろうか。目の前に並んでいる中から探し出し1冊で読みきりのものを2冊ほど選ぶと俺はカウンターのところで読み始める。


 なんていうか…選んだ本失敗したかなーとか。健太みたいな主人公がいろんなスキルを駆使して無双する話だった。健太無双はやばいと思う。すでに俺の中ではこのキャラクターは健太にしか見えなくなっていた。


 おっと…客は何も買わず帰っていった。やっぱり午前中は客足が微妙だな。

 少し早めに昼ごはんを食べた後は再び本の続きを読む。いろんなスキルや、アイテムが出てくるが中々使えそうな組み合わせが思いつかない。たくさん読まないと参考にならなそうだなと、その本を読むのをやめた。


 午後からはぱらぱらと人がきて本を買って行く人もいた。しかもさっき俺が読むのをやめた健太無双だ。いる人もいるんだなーと思いつつ黙って売る。


 結局叔父さんは3時には戻らず帰ってきたのは4時近く。+1000円をもぎ取って俺は家へと帰っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ