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第36話 宝箱

 息切れが激しい。流石にこれだけの数のスライムを倒し続けたことはない。一体何匹いたのか見当もつかない量だった。


「あー…疲れた~~」

「はあ~…スライムといえどもボス…数がつらかったね」


 みんな座り込んで息を整えている。もちろん俺もだが健太なんかは大の字で転がっているほどだ。その様子だと打った胸はもう落ち着いたみたいだな。


「でも…ふふふっがんばったかいはあったね」

「だよなー」


 それには激しく同意。部屋の中央には人数分、つまり3つの宝箱が出現していた。息を整え終わったらお宝を確認することになるだろう。それが今から楽しみで仕方がないのかさっきまで大の字で転がっていた健太はそのままゴロゴロと転がりだした。そんなことしてると体は休まらないと思うんだけどな…


 まあバカは放置しておいて、とりあえず水分補給をすると俺は立ち上がった。


「さて、誰から開ける?」

「はいはいはーい!!」


元気よく手を上げたのは健太だ。やっぱそうだと思った。まあ別に開ける順番なんてなんでもいいと思うけどな。


 転がるのをやめた健太は立ち上がると砂を払い落とし両手をパンパンと叩いた。どうやらいいものが出ることを期待して拝んでいるらしい。

 そのまま中央の宝箱に進み手を伸ばしたが引っ込め、今度は右側の宝箱のほうへと進んだ。あー迷ってるのか…うぜぇ。


 その様子を見ていたファーナさんと目が合うとお互いにやりと笑いあい、立ち上がって宝箱の前に立ちファーナさんが左俺が真ん中の宝箱をすぐに開けた。


「あーーーーーー!!」

「あのね、こういったのはどうせ中身はランダムなの。選んでも無駄」

「開けるだけならどれでもいいだろうが…後で話し合って誰のにするかどうせきめるんだから…」

「くっ…そうじゃないんだ!この開ける楽しみが重要なんじゃないかー!」


  うなだれている健太を横目に宝箱の中身を確認しようか。えーと俺が開けた箱の中身は…


「なんか筒と…盾かな?」

「私のところも筒ありますよ。あと…杖ですかね。残念」

「くそぅ…俺も筒。それとなんか布」


 筒は紐で縛られたもので開いてみるとどうやらそれはスクロールだったようだ。俺が宝箱から出したスクロールは『スキル《シールド》』、ファーナさんが出したのは『魔法ウォーター』、健太のとこからは『スキル《合成》』だった。

 スキルや魔法がどういった効果を持つものなのかが相変わらずわからず、それは後でマーケットの買取で確認してみることにした。もちろん盾や杖、それに布も同時に確認すればいいだろう。


「さて…」


 宝を確認した俺達は入ってきたほうと反対側の壁にタッチパネルがあることを見つけたのでパネルを操作した。すると『2階層へおりる』と『入り口へ戻る』の選択が表示されたので一旦入り口に戻ってから再び1階層の入り口で合流することにした。



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