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第51話 12階層ボス戦2

 父熊の元へほとんどの人が向かった。ミネとリリノアーゼさん以外。まあそれほど母熊の近くにいないし問題ないだろう。


「そっち解除するぞーっ そしてホルンさんは下ろしてください…」

「このまま母熊のほうへと向かいますね」



 そういう問題じゃないんだ…気のせいじゃなければ結奈さんの視線が痛い。俺の言葉を無視してホルンさんが父熊から離れるように母熊側へと移動した。


「ああもう…『ソリスト』!!」


 半分やけになりながら母熊にスキルをかけた。続けて…


「『ミニメテオ』!」

「きゃああああ!?」

「きゃわっ!? 脅かさないでよぉぉー!」


 話に夢中だったミネとリリノアーゼさんを気にせず魔法を使用する。降り注ぐ火を纏った石に驚いて2人が声をあげた。いつまでもそんなとこで話してるのが悪いんだよ? ダメージはないんだから大目に見てよねっ そしてホルンさんは早く下ろして…


「わかっているけどこれは中々怖いな…」

「だよなー…よっすー案外容赦ないし」


 ユージンと健太がなんか言ってる。君たち父熊はどうしたのっ まあリノと結奈さんが足止めしてるんだろうが、少しは働きなよ…


「…よいしょっ、と」

「むっ ちょっと浅い!」


 リノ…お前は本当に回復役か。ただの前衛にしか見えん。


 ズズーーンッ と重そうな音がして父熊が倒れた。足へのダメージが蓄積され立っていられなくなったんだろう。


「今だ! 衝撃波に気を付けて総攻撃…してもいいよなヨシオ?」

「ん? ああ多分な」

「父熊総攻撃!」


 今だ子熊処理をしているシーナさんと肉を拾っているファーナさん。睨み合ったままなミネとリリノアーゼさんを除いたメンバーが父熊に向かって攻撃を始めた。俺…? やっとホルンさんが下ろしてくれて母熊を仕留め終わるのを待っているところだよ。まだ魔法は2回目かな。半分は減っていた状態だったし火が弱点だからそんなに回数はいらないと思う。ほら、姿かゆっくりと消えていった。その後には宝箱が人数分。あーこれは面倒なことに。この倍宝箱が並ぶってことだよな…箱を開けてる間子熊が邪魔になりそうだ。


「ミネ、リリノアーゼさん箱を開けるから手伝ってよ」

「あなたとの話はまたあとにしましょうか?」

「わかったわ。後で覚えていなさいよっ 絶対私の勝ちだからね!」


 あーほら早くしないから父熊の報酬も並んだよ…

 とりあえずどんどん開けてマジックバックに詰めていこう。ほんとこの鞄便利だ。長さや大きさに関係なくどんどん中へと吸い込まれていく…それにしてもボス戦はグダグダだったな~ やっぱ人数が多すぎだよな。こういった広いとこのボスはもうないといいんだが。


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