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第47話 12階層へ

 お茶を飲んで少し休憩をした後俺たちは12階層へと足を踏み入れた。今回はどんな奴がいるか確認するのが一番の目的だ。それによってはマップ埋めも出来るかもしれない。


 前回と違って一番前を歩くのはホルンさん。その後ろに結奈さん、健太、ミネ、リノ、ファーナさん、そして俺だ。俺の後ろにリリノアーゼさん、シーナさん、ユージンと続く。どうやらユージンは前を歩くつもりはないようだ。


「来ますっ」


 どうやらお出ましのようだ。ホルンさんが糸を両手に持ち前をじっと眺めている。ちなみに12階層は草原だった。草が膝よりも上まで高さがあり遠くにちらほら何かいるのが見えるがはっきりとはわからない。そして今もそろそろ見えるところに来るはずなのだが…


「よっすーよっすーっ なんか熊のぬいぐるみが落ちてた!」


 ひょいっと健太が持ち上げたもの…いやそれぬいぐるみじゃないだろう。健太お前手をかじられているぞ。


「ホーンベアの子供ですね。親じゃないのでそれほど脅威ではありませんが…痛くないのでしょうかケンタ様は」

「ん? ほんとだかまれてた! 痛くないから気がつかなかったぞっ」

「きゃっ くすぐったい!」


 ファーナさんも足をかまれてる。子供だから強くないのかな?


「健太様ぜひ私にも抱かせてくださいっ」


 結奈さん…かわいいからって油断しすぎだろう。でもかまれても誰も痛いと言わないくらいに弱いみたいだな。


「ええーすごーい。私も触りたいっ」

「シーナよしなさい! 子供でも歯や爪は鋭いのよっ」

「でもみんな平気そうだよ~? 大丈夫だってほら…あっ」


 シーナさんの手から血がぽたぽたと落ちる。結構痛そうに見えるが…


「『ヒール』大丈夫か?」

「うんありがとうヨシオ! でも納得できなーいっ 私ももふもふしたい!」

「違うでしょう! 襲ってくるのだから倒さないといけないのよっ …『サンダーボルト』」


 リリノアーゼさんが魔法で子熊を攻撃した。やっぱり子熊は弱いみたいだね。あさりと仕留められた。それにしてもどうしてシーナさんはケガをしたんだろうか? 気がついたらたくさんの子熊に囲まれているんだけど、誰も他に怪我はしていない。いや…裏でユージンは子熊を倒している。


「子供といえど油断しない方がいいぞ。こう見えて中々狂暴なんだ」


 …ユージンも軽い切り傷を作っているな。


「流石は由雄様の作られた防具ですね。私でも全くダメージを受けません」

「ああっ そういうことか!」


 すっかり忘れていた。この間結奈さんとホルンさんの装備を用意するのについでにみんなの装備も全体的に強化したんだったよ…防御力だけだったらボスじゃなければある程度ダメージを減らせるんだったわ。まあ物理攻撃だけだけどな。ユージン達の装備がどんなものか知らないからすっかり同じだと思い込んでたってわけだ。

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