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第42話 反省とアイテム分配2

「レーザーガンくれ!」


 健太が真っ先に欲しがった。銃が使えると言っていたのは結奈さんだったと思う。他に使える人がいないなら結奈さんに渡したいところなんだが。


「健太様…射的にがてですよね?」

「ばっか…あれはただのおもちゃだろう?」

「その反動すらないおもちゃでも無理でしたのに、扱えるのでしょうか?」

「使ってみないとわからないだろうっ」

「だそうですので由雄様少し2人で1階層で試してきてもよろしいでしょうか?」

「もちろんいいよ?」


 俺はレーザーガンを結奈さんに渡した。


「2人が戻ってくるまでお茶にしようか」

「それでは私が準備いたしますね」

「ホルンさんいつもありがとう」

「いえいえ、これも私の仕事ですので」


 ほんの数分もすると2人は戻って来た。少しだけ健太が納得のいかない顔をしているところを見るとなんとなーく結果が見えてくるな。


「どうだったんだー?」

「そうですね…命中は3割といったところでしたね。スライム相手でこれでは実用には向かないかと。それとですねこの銃はどうやら弾丸は魔力のようです。命中率が高くとも魔力がないと扱えない代物でした」

「じゃあ結奈さんが使えばいいんじゃない? どうせ魔力がある人は魔法使うし、遠距離が必要な時用にでもすればいいし」

「ありがとうございます」


 レーザーガンはこれでいいとして、後はアイテムBOXだよね…スキルじゃなくて魔法ってところが少し引っかかる。


「後はアイテムBOXなんだけど、これって収納魔法ってことだよね」

「そういうことだね~ でもこっちのメンバーはみんなレンタルでマジックポーチあるからいらないよ~?」


 というのはシーナさん。そういえばファーナさんもミネもリノも持っていた気がする…ということはホルンさんも持っているよね多分。


「うーん…『フライト』」


 持っている魔法で実害のないものを使ってみる。フライトは宙に浮く魔法だ。俺のこの部屋の中では問題なく使えるみたいだ。だけど部屋の外へ出るとマナがないから魔法が使えない。


「この部屋では魔法使えるんだよな、外は無理だけども」

「そうなのっ? 初めて聞いたんだけど」

「ミネ、落ち着く…世界が違う。魔法が使えない世界、だってある」

「なあなあよっすー それも鑑定みたいにアイテムに付けられないんかな?」

「あーあれはスキルが付けられるものだからつけられたんだよな…ってことは魔法が付けられるものもあるかもしれないがでも現実問題としてないだろうが」

「あれで出来ないの? ほら…あのっ」


 …ん? あれってなんだ。


「そう『合成』だ! よっすースキル持ってるだろう?」

「あー…そういえばスキルや魔法を他の物と合成したことないかも…え、出来たりしちゃうのか?」


 俺はおもむろに普段自分が持ち歩いているリュックとスクロールを手に持ちスキルを発動した。



 名称:リュック+2

 能力:水無効 マジックバック



「…マ、マジックバックになったんだけど」

「へ~ 魔法のスクロールを合成するとそうなるのね」


 ファーナさん呑気だな!


「便利になったなよっすー!」


 お前も呑気かよ! これで俺のリュックは荷物も入れた状態で外へ出せなくなったんだぞっ 何が起こるかわからなくなるんだ。リュックが壊れるだけならいいが…マナのない世界に出て壊れたリュックから飛び出した魔法が何を引き起こすか今から考えると頭が痛い。


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