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第163話 もしかしなくても

 変な魔物ははっきり言って強くはなかった。というか1匹に対して5人でタコ殴れば強いも何もあったもんじゃないと思う。変な魔物の処理が終わった後、俺たちはこのマップの探索について少し話し合った。やはりいきなり中央突破は危険なので2階層の時と同じように外周を歩くこと気決めた。


「うへぇ~…こうやってみるとさ、マンドラゴラだらけじゃん」

「ああ、それによく見たら森というより森に囲まれた菜園のほうが近いかな…」


 足元の草みたいなのはほとんどマンドラゴラだし、木々は果物がなっている。たまに見かけるぶち模様のネズミみたいなのは害獣ってところだろうか…


「ねえそれより…もしかしなくてもあの2匹のどっちか、もしくは両方がボスってことだよねここ…」


 ファーナさんが頬に手を当てつつ困った顔でこんなことをいいだした。たしかに今までの流れだとその可能性は大きいだろう。そのことに気が付くと誰もが顔を見合わせ無言になった。


「えーと…何かなつまりあれがボスってことなのかなぁ~…あはは…」


 俺たちが歩いているのは現在右回り。その左前方にひときわ大きな雑草のようなものが目に入る。ミネが指をさしている方向を見ると多分間違いがないだろう。つまりその草を引き抜けばボス戦の開始ということだ。


「…ひとまず近づいて見るか。もしボスですぐ動き出したら逃げよう」

「おーけー」


 目的であるボスっぽい大きな草に俺と健太でゆっくりと近づいていくことにした。ほかの子達は少し離れたところから見てもらいすぐに逃げれるようにしてもらっている。


 目の前までやってきたが反応は無し。そっと葉に触れてみるがやはり同じで動き出すことはなかった。


「なあよっすー これもしかしなくても引き抜かないとダメなんじゃね?」

「多分ね…でも5人で引いて抜けるかな…」


 健太の意見に俺は同意する。目の前に来ても動かない以上引き抜くしかないだろう。ということはだ…


「リノ、マンドラゴラってミネの魔法で倒せると思うか?」

「ん、大丈夫…」

「ちょっとっ なんで直接私に聞かないのよ!」

「となると引き抜く方法考えないとな」

「こら無視すんなーーーっ」


 まあミネは放置しておくとして、俺は試しにマンドラゴラの葉の部分を軽く引っ張ってみた。葉自体の強度は強そうだ。でも5人で葉をもって引き抜くには少し長さが足りないかな…


「よっすよっすー こうさ…葉の根元をロープで縛ってそのロープをみんなで引けば抜けないかな」


 ジェスチャー付きで健太がロープで抜く作戦を説明してくれた。つまりあれかな、また健太の長いロープを運んでこないといけないわけなんだが、確かあれって6階層でリビングアーマー縛り付けたまま放置してた気がするんだが…

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