第154話 7階層ボス戦2
「この数狩るのか…」
「そんなこと、言ってられないっ どんどん、くるっ」
そうだった7階層のスライムは7色中3色だけだ攻撃してこないのは。それ以外が一斉に向かってくるんだ。じっとしていたら危ない。
「きゃっ こ、このっ」
ミネがちまちまと魔法を小出ししてスライムを処理している。大き目な魔法を打つ余裕がないのだろう。大きな魔法になれば詠唱も必要になる。出来るだけ早くみんなと合流して魔法を打てる体制に入りたいものだ。
現在ミネのそばにはファーナさんがいる。最初から同じあたりでお互い攻撃していたからだ。少し離れて俺。健太とリノはもう少し遠くて2人の間はも少し離れている。完全に一人になるとこの数のスライムを倒すのがつらいだろう。健太とリノは早く合流してこちらに向かってほしいところだ。まあその前に俺もミネとファーナさんのほうへまずは合流しないといけないな。
俺が2人に合流する前に健太とリノが合流できたみたいで2人で回りを倒しながらこっちへ少しづつ進んでくる。それをちらりと横目に見つつ俺もミネとファーナさんとの合流を目指す。周りのスライムは少しづつ減ってきて俺の周りにいるのは黄色いのと紫色のスライムばかりになった。踏まないように気を付けなければいけないだろう。
あともう少しで2人に合流できそうだというところで変化が訪れた。さっきまで攻撃的だったスライム達の動きが止まったのだ。スライム達は数秒ほど立ち止まっただろうか…その後突然同じ方向を目指し動き始める。
「な、何?」
「ん…?」
どんどん同じ場所に集まってきたスライムは再び1匹の大きなスライムへと変わった。若干色が薄くなり一回りほど小さくなっているように見える。でもチャンスだ。一度みんなと合流できる。
俺はすぐにミネとファーナさんとの合流をし、まずはお互い回復などを使い状態を整えた。健太もこっちへ来ようとしていたのだがリノがそれを服を引っ張ることによって止めた。
「おい、なんで止める?」
「意味が、ないから…」
「はぁ~?」
じっとリノは健太の盾を見た後再びスライムへと近づいて行った。
「お、おいっ」
「ミネ、魔法用意」
「わかったわっ」
「ケンタ…」
「なんだよっ」
「多分また、魔法、くるから、受け止めて?」
「おいおいおいっ ふざけてるのか?! よく見ろよ、俺の盾さっきのでボロボロだぞっ どう考えても無理だろうが!!」
「大丈夫…多分…」
「多分って…」
「ほら、構える」
そういいながらリノはスライムを軽く殴りつける。するとスライムはリノのほうに向きを変えた。リノはそれを見るとすぐに健太の後ろまで走って逃げた。
「知らないからな!」
「ミネ、スライムの、魔法、が終わったら、撃って」
「後でいいのねっ」
ミネが詠唱を完成させ健太が盾を構えスライムの魔法を待つ。少しするとスライムが健太のほうへ体の向きを変えた。




