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第147話 カラフルなスライム達4

 健太とファーナさんの目が回復するのを待ってから再び俺達は歩き出した。相変わらず赤いスライムを倒しながら進む。俺はアイテムを拾うだけ…ちょっとだけ悲しい。少し進むと次の角に差し掛かった。地図で確認をするとここまで中央に向かって渦を巻いているような作りをしていることがわかる。


 そして角をまたリノがそっと覗いた。


「ん…緑と紫が、いる」

「スライムか?」

「そう」


 ここまでスライムしか見かけなかったが色数が妙に多いな。その分毎回どうやって倒せば良いのか考えなければいけないのが少しだけ面倒くさい。


「緑は毒か…」

「多分」

「じゃあ紫はなんだ…」

「知らない…」

「スライム博士はどうよ?」

「あー…紫か~ ちょっと想像できないなっ」


 いや、想像じゃなくて博士としての知識だせよ? まあ、エセスライム博士だから仕方ないか…


「最悪万能薬用意してあるから、試してみるしかないだろうな…」

「そうね…」

「あーじゃあ先ずは一発私が魔法撃つわっ」


 そういうとミネは早速詠唱に入る。どうやらまたあのレーザーみたいなのを撃つようだ。少しすると詠唱が終わったミネが角の向こうへと身を滑らせ魔法を発動させた。


「『エレメンタルストーム』!」


 相変わらずレーザー状の魔法が通路を走っていく。確かにその魔法なら毒も怖くはないだろう。そして緑も紫もどっちのスライムも見える範囲にはいなくなっていた。


「魔法は効くみたいだね」

「じゃあ後は罠に気をつけて少し進んでみようか」


 罠を警戒しつつゆっくりと通路を歩いていく。ところどころにミネの魔法で倒されたスライムのドロップ品だと思われる魔石やよくわからない袋が落ちている。それらを拾いながら進んでいくとたまーに緑色のスライムを見かけた。何故かさっきまで見かけた紫色のスライムがいない。もしかしたら奥のほうにいなかっただけなのかもしれないが、少し不自然さを感じる。それでもいないものはいないので罠と緑スライムだけを警戒して進むことにした。


「ここはスライムばかりなんだな…7階層でまたスライムとは思わなかったよ」


 健太の意見に俺は同意する。でもこれだけいろんなスライムに最初からぶつかっていたら勝てる気はしない。多分普通のスライムだと思うがあの酸をはいたやつ。あれでも最初のころは苦労したからな…今ではなれたものだけども。やはりこの手のことはある程度の経験が必要なんだと実感した。


「…ん? あ、何か踏んだかも…っ」


 前を歩いていた健太が何か踏んでしまったらしい。もしかしたら罠かもしれないとみんなが周りを警戒する。少しすると甘い香りが漂ってきた。


「何の匂いだ?」

「え、何?」

「よっすーど…」


 何か健太が言いかける声が聞こえたところで俺の視界が閉ざされた。


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