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第145話 カラフルなスライム達3

 今日も7階層でスライム狩りだ。昨日進んだところまではあっさりと進むことが出来た。やはり最初の通路でミネに魔法を撃ってもらったが…あのオレンジ色のスライムが不気味すぎるのがいけないんだよ…で、昨日見た黄色と赤いスライム達にこれから挑むわけだ。


 赤いスライムは1階層でもたまに見たのと同じで間違いないようだ。火の魔法を吐き出してきた。前と違いぼちぼち数がいるので気をつけなければいけないだろう。そして黄色のスライムなんだが…


「とりあえず殴ってみるっ」


 健太が盾を構えナイフで黄色いスライムに殴りかかった。


「うわっ?」


 スライムは突然光り視界を塞いで来た。眩しくて周りがよく見えなくなる。その光りがおさまり目を開けると黄色いスライムがいなくなっていた。


「…逃げた?」

「うをおおお…目がちかちかする」


 目の前で直接光りを見た健太はすごいふらふらしている。どうやらあのスライムは光った後攻撃して来なかったし戦う意志がないのかもな。それにしても光るとは思わなかったから少し驚いたな…そして万能薬が無駄になってしまったわけだが。まあこれはいずれいるかもしれないからしまっておけばいいか。


「むう…逃げる、とか。聞いてないし」

「喋らないだろう…スライムは。まあそれならそれで黄色は放置でいいんじゃないか」

「うっし、じゃあ赤いのだけ倒せばいいんだな!」

「あーあと罠は気をつけろよ」

「む…わかったわっ」


 リノと健太が赤いスライムに走っていく。離れたところからはファーナさんが矢を撃ち、たまにミネが魔法で数を減らしている。俺の出番はまったくないとか…いや、アイテム拾うわ…


「ん?」


 みんながアイテム無視して赤いスライムを倒していくので、俺が1人アイテムを拾っていると黄色いスライムが近づいてきた。アイテムを拾い上げるとその動きが止まる。ためしに今拾ったばかりの魔石をもう一度地面に置くと再びそばに拠ってくる黄色いスライム…再び魔石を拾う、スライムは止まる。どうやら見間違いじゃないみたいだ。魔石を地面に置いて最後まで見守ることにすると、黄色いスライムは魔石を体内に取り込みそのまま知らん顔して通常に戻った。


「…なあ健太」

「んー?」

「ちょっと盾かして」

「いや取られると俺が困るんだが」

「じゃあ要らないマント」

「ねぇよ? 要らないのなんて!!」

「あー言い方悪かったわ、あの余ってるマント」


 まだ何か文句言いたそうな顔をしているが2つ手に入ったマントの1つをリュックから取り出してくれた。俺は受け取るとスライムにかぶせた。それを攻撃とみなしたのか黄色いスライムは多分光っているんだろう。マントの隙間から少し光が漏れている。そのまま見ていると光ながらマントの中を移動し始めた…なるほど光りながらその間に移動してたってことか。

 それだけ確認し終えると俺はマントの上からスライムを押さえつけ、袋状に閉じ込めた後持ち上げた。中でゴソゴソ動いているのがわかるが逃げることは出来ない。


「スライム博士、スライム捕まえたけどいるか?」

「ぶふぉっ…マジで!! 持ち帰っていいの?」

「まあ光るだけ出し問題はないと思うが…」

「やべぇ…スライムをペットに出来る日が来るなんてっ」


 マントを健太に渡すと逃げ出さないようにそのまま健太は腰辺りに縛り付けた。持ち帰る気満々だな。


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