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第133話 パキッと バラッと!

 鎧達を縛り上げ放置した俺達は左上角からその通路の鎧を順番にタコ殴りしていく。ここの処理が終わったらいよいよボス部屋に挑むわけだが、今回はボスの前に1匹厄介な魔物がいる。まずはこれを倒さなくてはいけない。


「これで最後っ」


 最後の1匹をファーナさんが止めを射した。これでこの通路に魔物はいなくなった。扉をあける前にまず採集確認からだ。耳栓の1つはまず健太に渡し、もう1つを魔物を狩る人がつける。これを誰から試すかがまだ決めていないのだ。


「そうだな…先ずは俺から行っていいかな?」

「誰からでもいいんじゃない?」

「じゃあその次は私がいくね。ちゃんとケンタ守るから」


 ファーナさんの言葉には(お菓子のために)という言葉が語尾についていそうだ。まあ別にいいけどな。

 早速耳栓をつけた健太が扉を開け中へと入っていく。


「おけー! これならっ 大丈夫だ!!」


 大きな声で健太が状態異常にかからないことを教えてくれたので、俺も耳栓をつけ中へと入る。右のほうを見るとたしかに魔物がいた。両手を胸の辺りで組み髪を振り乱し口を大きく開けたぶん声を出しているのだろう。微かにしか耳には届かない。


「よしっ『ソリスト』」


 健太を巻き込まないように『ソリスト』を使い魔法を使用するつもりだった。だけどスキルを使ったとたんその魔物は口を閉じこっちをじっと見つめたあとふらふらと向かって来たのだ。


「!!」


 俺は慌てて『ソリスト』を解除した。すると何事もなかったかのように魔物は再び声を上げだした。どうやらこの魔物は複数を相手にするときは動かないが個人に特定すると近づいてくるようだ。俺は諦めて扉の向こうへと戻ることにした。


「どう、だった?」


 リノが聞いてきたので状況を説明する。その間に耳栓はファーナさんに渡し、次の攻撃に移ってもらう。まあ普通に矢で攻撃するだけなのだが。


「なるほど…そのスキルはだめ、なのね」

「あーーーーもうっ なんなのよ!!」


 説明していたら起こりながらファーナさんが戻ってきた。どうかしたのだろうか?


「ファーナ、どうしたの?」

「矢が…貫通したっ」

「あら…じゃあ、私が殴っても、同じかな」


 そういいながらも耳栓を受け取りリノが向かって行った。


「むぅ…だめだった」


 耳栓を外しながらリノが残念そうな顔をしている。どうやら物理は効かないみたいだ。となると後はミネしかいない。


「じゃあ私の番ね」


 いそいそと耳栓をつけながら扉の向こうへ消えていく。ミネの魔法で効かなかったらお手上げである。少し待つとミネが戻ってきた。耳栓を外しながら俺達のほうへ向き合う。


「ふぅ…多分これで良いと思うけど、一応リノだけ来て」

「耳栓、ないけど…」

「大丈夫」


 少しだけいやそうな顔をしたままリノがミネと一緒に扉の中へ入っていった。少しするとガシャーーンという音が聞こえてきて、3人ともこっちに戻ってきた。


「すげぇーなっ パキッと バラッと!」


 健太の説明じゃ全然わからん…ミネのほうに視線を投げかける。


「ん? ああ、どうやら霊体みたいだったから凍らせたの。それをリノが殴って壊したわ」


 なるほど…それで物理が効かなかったんだな。というか霊体って凍るんだ??

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