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第127話 タコ殴れ!

 先ずはもう一度健太にマントを装備してもらった。さっきここで処理をしている間には向かってきていなかったからだ。その状態で角から覗き込むがこっちへ来る様子はない。それを確認した後少しづつ進み1匹だけ釣ろうと試みる。すると一番手前側にいた鎧が動き出し健太目掛けて走ってきた。すぐさま健太に角まで戻ってもらい俺達はそこでその1匹をタコ殴りにする。どうやらこの狩り方なら何とか倒して進めそうだ。

 それからははっきり行って作業だった。1匹づつ釣ってきて倒す。ただこれだけの仕事。途中からはロープの両端を持って転ばせてからタコ殴ると言うものに変わってきた。この方が楽だったからだ。そんな感じで通路の右端に並んでいた鎧をすべて倒した。多分…10体くらいいたと思う。


 ひとまず見えるところに鎧がいなくなったので俺達は通路を進んでマップを埋め始める。所々に扉みたいなものがあるのだが、取っ手を引っ張っても押しても開かない。どうやらただの装飾的なものだったみたいだ。


 通路はそのまま真っ直ぐ進むと再び左へ曲がるところにたどり着いた。地図で確認すると外側をぐるっと右側が埋まっている。曲がり角も2箇所しかなかったのだから同然だろう。

 念のため角からそっとその先を眺めると再び鎧が右側の壁に沢山並んでいた。


「また鎧がいるな…」

「うへぇ…ただ逃げ回って殴るだけって、地味に疲れるんだが」


 そりゃそうだ。今までだとボス以外はそれほど時間もかからず倒せていたんだから、それを時間かけてこの数狩れば5人いても疲れは出てくる。


「今日は、終わろう?」


 リノが健太の盾を指差している。ああ、そういえば壊れたんだったな。これは盾の防御力も上げておいたほうがよさそうだ。それにこの先まだ厳しくなるかもだからみんなの装備ももっと防御力を上げておくべきだろう。


 と言うことで俺達はタッチパネルのところまで戻ると今日は解散することになった。


「よっすー今日も鱗集めにいくのか?」

「もちろんそのつもりだけど」

「んじゃ今日は俺も行こうかな。そのほうが早く集まるだろう?」

「あーじゃあ今日は泊まりか。ちゃんと言ってからこいよー」

「おけーぃ」


 プレハブの前で健太と別れると俺は家に戻り健太が今日は泊まることを親に言っておく。その後少しすると健太が再びやってきて一緒にゲームとかして時間をつぶし夕食と風呂を済ませ、またプレハブの地下へと降りていった。


 健太は今日は自分でちゃんと長めの棒を用意してきたみたいで、それぞれ少しだけ離れた水溜りで棒を振り回す作業を始めた。あまり近くでやると叩きつける音で隣の水溜りの魔物が出なくなるからこれは仕方が無いのだ。現に一度リノがしでかしているしな。そして10分ほどすると健太が飽きたといってその場に座り込んでぼんやりとしている。

 それからさらに30分ほど俺は続けているがその途中にはまた健太が再開していた。すると今日もまた3人の男達がこっちのほうへと向かって来た。昨日見た人達だ。先ずはちらりと俺を見た後すぐに視線を健太へと向け、昨日俺を見たのと同じようにじろじろと見た後ぼそぼそと会話をして帰っていった。その間健太がまったく気がつかず作業をしていてくれたおかげで無事だったことに胸を撫で下ろす。気がついていたら健太から突っかかりそうだから少し不安だったんだよな。

 この後ひとまず健太の盾の分と後もう1人分集まったので俺達は引き上げ、合成などは明日の朝ダンジョンに入る前にやることにして帰って寝ることにした。

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