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第112話 5階層のボス

 水の流れは速いのかゴウゴウと音を立てて流れていく。通路と言っていいのかわからないが、その中の半分ほどの高さまである水位が引くまでにはそう時間はかからなかった。


「うへぇ…よっすーナイス。あんな速さで押し流されてたら無事じゃないわ多分」


 健太の言うとおり水の威力は激しかったのかさっきまで通路にちらほらいた魔物が何もいなくなっていた。


「早いとこここから出ないとやばそうね…」

「同意。水が来たほう、が出口、じゃないかしら?」


 ミネの言うことはもっともだし、リノの意見はとても参考になった。水が入ってくるってことは口とかもしくは何かしら水が出入りする箇所があると言うことなんだろう。チラリとファーナさんのほうを見ると彼女もそれに賛成なのか頷いていた。

 つまりさっき逃げた方向と逆へと俺達は進むことに決めた。歩き出すとさっき押し流されていたと思った魔物たちがまだいたのかというくらい目の前に現れる。俺達はそれを次々と倒しながら先へと進む。見た目が鱗に覆われていてあまり人っぽくないので俺も健太も参加して倒す。まあ鱗が硬くて俺達はあまり役にはたっていなかったが、足止め程度なら出来たのでとりあえず問題ないだろう。


 しばらく進むと少しだけ広い空間に出た。全員がそこへ足を踏む入れると目の前に魔法陣があわられた。


「なっ…ボス!?」


 ミネのその言葉に俺は驚いた。ここがすでにボスの腹の中だと思っていたので、その考えがすぐに浮かばなかったからだ。でもたしかに今までボスは大体魔法陣からあわられたっけな。2階層と3階層は違ったがまあ魔法陣から出てくるのは確実にボスで間違いないと思う。じゃあこいつはただのでかい魚だったのか…それともボスを内包している別ダンジョンだったのがが気になるところだ。だが今はそれどころじゃないな。まずは目の前のボスを何とかしないといけない。


 魔法陣から出てきたのは半漁人なのかマーマンなのかわからないあいつのでかいヤツだった。こいつらには健太のナイフは効いてなかったし、これだけのでかさになるとリノの攻撃もどこまで通るかわからない。矢は鱗がない部分ならダメージが通りそうだが、動き回られると厳しそうだな。となるとやはり魔法がよさそうだ。


「ミネ、火力のある魔法撃てるか?」

「ちょっと無理かも。魔力ここまで結構使ってたし…リノ魔力の回復剤ある??」

「…ない、補充忘れた。それに、高いから、買うのも少し厳しい」


 まあそうだよな…もともとボスを探していただけでそのまますぐ狩ることになるとは思ってなかったわけだからな。準備不足もあるわけだ…


「しかたないか」


 こいつを倒さないと出口を探せないし、倒さず逃げたらどこまで追ってくるかわからない。ということはだ、なんとしても倒さないといけないってことだな。

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