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孤独な粒子の敗残兵団  作者: のすけ
  第1戦 ケート山賊討伐
34/134

第33話 『 粒子砲全開照射 』


兵団指揮に必要な情報は早期警戒型クダニにより随時収集されている。

現在は兵団の半径200km圏内、特にケート山岳の索敵が念入りに進められていた。


収集された各情報はシロを媒介とし、アキヒトへと提示される。


「ダニーには、こんな機能もあったの?」

「違う、これは俺が直接お前に見せてるんだよ」


ダニーの搭乗席内、アキヒトの周囲には空間表示ディスプレイが展開していた。


天候、現在地、周囲の地形、敵戦力、時刻及び到達予定時刻…そして味方情報


収集された情報はシロに処理された後、アキヒトの視覚神経へ直接入力されていた。

だからアキヒトは目を閉じていても情報の確認が可能だった。

通常の視界情報とは異なるため、視線の焦点調整時の遅延も発生しない。


「あれ…この情報、表示がおかしくない?」


アキヒトの視界右下の空間には、味方兵種の一覧が表示されていた。


表示されている兵種は全50基

だが、実際にアキヒトとの精神リンク兵種は全47基


目を凝らして一覧を確認していると、上の方で空白部分を見つけた



No.01 Danny Normal

No.02 ----- -- ------

N0.03 ----- -- ------

No.04 ----- -- ------

N0.05 Apart 01 Normal

No.06 Gully 01 Normal

No.07 Gully 02 Normal

No.08 Ingum 01 Normal

     :

No.12 Ingum 05 Normal

No.13 Kudah 01 Normal

     :

No.50 Kudah 37 Normal



「シロ、ここの表示何なの?

 2番から4番まで抜け落ちてるんだけど」

「それは気にしない良い、ちょっとした保険なんだ」

「保険?」

「そう、いざという時のためな。だから今は無視して構わない」

「…うん、分かったよ」



辺りは青い草原から荒野の乾燥地帯へと変わっていた。

兵団は砂埃を上げながら進軍する。


すると目前に険しい山岳が迫ってきた。

緑の森の無い、剥き出しの岩盤に覆われた山が高くそびえる。

数万年に及ぶ中央平原の偏西風の侵食から取り残された残丘の群。

ケート山脈内、山岳の中腹部に建造物と300余の生体反応。


アキヒトは距離5kmの地点で兵団の進軍を止めた。



「どうした?」

「どうやって戦おうかと思って…」

「普通に戦えば良いじゃないか」

「山賊の人達、怪我するよ?」

「怪我どころじゃ済まねぇよ!

 これは戦争だ、当然戦死者だって出る!」

「う~ん…」


シロの言葉には素直に従えないでいた。


「そういえばさ…兵団長なんだから、命令権は僕にあるんじゃないの?」

 指揮を執るのは僕なんだからね」

「そうだが…」


「じゃあ、最初の兵団長命令を全兵員に出すよ!

 無闇に誰かを傷つけないこと!」


「な…なんだよそれは!?

 俺達は軍隊なんだぞ!戦争するために来てんだぞ!」

「それは分かってるけどさ…。

 やっぱり人を傷つけたり殺したりなんてね…僕には難しいよ」

「馬鹿野郎!

 戦場でそんな理屈が通じると思ってんのか!」


「だから考えるんだよ…」


アキヒトはケートの山賊砦を細かに観察していた。


「どうすれば誰も傷つかずに穏便に制圧できるか。

 今ある兵力で、どうすれば無力化できるか。

 正面から普通に攻めれば勝てると分かっているけどね…」


先日の魔獣騒ぎでクダニ級の戦いをアキヒトも見ていた。

僅か1基で魔導王朝や神聖法国の騎士達とも互角以上に渡り合える戦闘力。

それが37基も控えている。

他兵種はそれ以上の強さであり、アパルト級に至っては遥かに凌駕しているだろう。


「アイツ等は山賊なんだろ?

 今まで商隊を襲って、おそらく多くの人間を殺傷して…。

 そんな奴等に気兼ねする必要無いだろ」


「相手が犯罪者や悪人だからといって、何をしても許されるとは思えないよ」


「お前な…」


「それにさ、シロはレスリーさんの話を忘れたの?

 たとえ相手が山賊でも、僕達が傷つけたり、まして殺したりなんかしたら…

 レスリーさん、とても悲しむと思うんだ」


「ぐっ…」


「ごめんね、シロ…おそらく僕は戦いに向いてないんだ。

 確かにアヤ姉を取り戻したいけど、だからといって誰かを傷つけちゃダメだと思う。

 仮に山賊を討伐して試験に合格しても、誰かの生命を奪ったりしたらさ…。

 それこそ僕は、みんなに合わせる顔が無いよ…」


「…仕方ねぇな、分かったよ。」


「ありがとうね、シロ」


「いや、俺だって分かっていた筈なんだがな。

 お前がそんな優しい奴で無けりゃ、俺を助けるなんてこと絶対に無かったし…

 寧ろ、この方がアキヒトらしくて良いかもしれないぜ。

 それにレスリーの言葉も無視できないからな。

 お前ら2人がそう言うのなら、俺も従うとするか。


 だが現実の問題として、あの砦はどうやって落とすんだ?

 正攻法以外で何か手を考えないと…」


「そうだね…山賊が降伏してくれるのが一番良いんだけど…。

 砦に接近して、兵団全員で驚かせてみようか?

 それなら戦う気を無くしてくれるかもしれないし」


「驚かせば良いのか?」


「そうしたいんだけど…全員で砦の近くで騒いでみようか?

 兵団なんて誰も見たことないから、魔獣が出現したと思って驚いてくれるだろうし…」


「いや、驚かせるなら良い方法があるぜ。

 要は誰も傷つけず山賊どもの腰を抜かせば良いんだろ?」


「そうそう、そうだよ!」


「それに今回が初陣なんだ、どうせだから派手に打ち上げるぜ!」




山賊達が異変を察知したのは昨日の昼からだった。


ケートの険しい山岳地帯に砦を構える彼等は、普段から斥候を周辺に放っていた。

情報の収集に余念が無く、特に騎士団や軍の動向を警戒していた。

全員が手練であり神族の戦士まで加わっていたが、正面から正規軍と戦えない。

山賊達の最大の強みは個々の戦力でなく、情報収集と頑強な砦だった。


先日、身分を隠して街に潜入した斥候が妙な噂を耳にした。

巨大な魔獣が出現し、この地域へ向かっていると。

現実に街全体で避難準備が進められており、噂は真実味を帯びていた。

また、神聖法国、魔導王朝、平原同盟が軍を投入したという。


斥候からの知らせを聞いても、山賊達が動くことは無かった。

なぜなら周辺のどの城塞都市よりも、砦は頑強に作られていたのだから。

巨大な魔獣は確かに脅威かもしれないが、最も安全な場所に籠もってやり過ごせば良い。


本日正午、物見が遠方から近づく山を視認した。


「なんだよ、ありゃ…」


山ではなく魔獣だった。

巨大とは聞かされていたが、現実は山賊達の想像を遥かに越えていた。

しかも今まで見たことも聞いたことも無い姿態。


「なんでだ…?なんで、こっちに来るんだよ!」


すると砦から1km程の距離で巨大な魔獣は立ち止まった。

その距離になって初めて分かったのは、1匹では無かったこと。

巨大な魔獣を中心に、やはり初めて見る魔獣達が規則正しく整列していた。


山賊達が困惑する中、一匹の魔獣が近づいてきた。

小さい魔獣だが、それでも2m以上もの巨体である。


砦の防壁に近寄ると、その身体の目らしき部分が上に開いた。


「え、えーっと…はじめまして、突然失礼します」


中から子供が姿を現した。


「…なんだオマエは?」


「ぼ、僕は…今回、ここの討伐依頼を受けたアキヒトと言います」


「今…討伐って聞こえたが?」


「はい、討伐です」


防壁の上に立っていた山賊達が顔を合わせた。


「今なら見逃してやる…さっさと消えな!」


すると少年は砦から離れた場所にある山に指をさした。


「討伐に来たのは間違いありません。

 その証拠に、今から僕達があの山を破壊します」


「…はぁ?」


「もう一度言います!

 今から僕達があの山を完全に破壊します!

 よく見ていてください!」


魔獣は翻って、集団の方へと高速で駆けていった。

巨大な魔獣が再び動き始め、先程の少年が指さした山の方へと顔を向けた。




早期警戒用クダニが攻撃目標周辺の情報収集を開始した。


" 半径1kmニ反応無シ "


「よし、行くぜ!」


シロの号令と共に、アパルト級の巨大な口をゆっくりと開けた。



―――――――――『 粒子充填開始 』――――――――――



" 索敵範囲内空間磁場ベクトル観測完了 "


続いて地磁気情報が伝達される。

口内に内蔵された巨大な砲塔が向きを変えた。



―――――――――『 偏向差分砲撃誤差修正 』――――――――――



体内の電極が高電位状態へと移行。

電磁場が発生し、充填された粒子群が急激に高速回転を始めた。



―――――――――『 粒子加速器始動 』――――――――――



アパルト級の口内付近に眩しい光が灯り始めた。

帯電した粒子が光速の96%にまで加速し、巨大な光と熱が発生した。



" 索敵範囲内エネルギー損失透過距離確認 "


攻撃目標まで大気組成からの減衰量が計算された。



―――――――――『 粒子充填率20% 』――――――――――



バチバチ…!

バチバチ…!


アパルト級の頭部口内から放電現象が生じ、周辺を眩しく照らす。



―――――――――『 周辺遮光処理開始 』――――――――――



薄暗い光学迷彩が施され、アキヒトの視界の輝度が緩和された。


「アキヒト!今から見せるのは全力の2割だ!

 だが、あの山を破壊する程度なら、これで十分だぜ!」


「う、うん…!」


「撃てぇ!」



―――――――――『 粒子砲全開照射 』――――――――――



アパルト級が巨大な口を開き、中から膨大なエネルギーが放出された。



「……っ!」



遮光処理越しにも、その輝きの凄さは分かった。


帯電し亜光速まで加速していた粒子。

アパルト級から発射された粒子群が直撃した瞬間、巨大な岩山が光に包まれた。


ドドドォ…!!


「し、シロ…!」

「この程度で慌てんな!」


大爆発により、岩塊が周囲へと吹き飛んでいった。

アパルト級の巨体にも何個か衝突したが、流石に全く動じない。

辺りには粉塵が舞い上がり、視界はゼロに等しい。


「く…っ!」


その中で、アキヒトは反射的にクダニ級全てを動かしていた。

早期警戒用クダニが、爆発の衝撃で飛び上がった全ての岩塊座標を確認。

山賊の砦の方へ落下前に防ごうとした。


ドシュッ!


しかし空中の岩塊の一つが突然砕け散った。

次いで他の岩塊も続々と砕け散り、空中で全てが粉々になっていった。


「兵団長はお前だからな、命令には従ってやるよ」


インガム級5基が精密砲撃を仕掛けていた。

シロは岩塊座標と速度を元に一瞬で軌道計算し、砲塔角度を修正変更していた。

5基が同時に連続砲撃を続け、岩塊を全て撃ち抜いていた。


「さすがだね、シロ」

「それより助けてやろうぜ、何人か生き埋めになってるぞ」


山賊砦は爆発の余波だけで壊滅していた。

最初の衝撃で多くの防壁が傾き、砦内の小屋や建造物も殆どが崩れていた。

また山肌から地滑りが発生し、何人かが飲み込まれていた。


" 生体反応確認 "


早期警戒型クダニは地中まで索敵し、反応座標がアキヒトに送信される。

クダニ級は命令を受け、その触覚を使って掘り出し始めた。

一人、また一人と地中から人影が姿を現す。



アキヒトは壊滅した砦の中へ降りた。

既に砦の機能は失われており、今は怪我人達が横たわる野戦病院と化していた。

山賊達の中から一人風格のある男を見つけた。


「あなたがここの頭目ですね?」


「お前は…お前達は一体なんなんだ…!」


「僕達はあなた達の討伐依頼を受けた者です。

 もう戦えないでしょう…降伏してくれませんか?」


ザッ…


間近までアパルト級が移動していた。

余りにも巨大な姿により、山賊達にも影が落ちる

続いてクダニ級37基が動くと、取り囲んで逃げ道を塞いだ。


「さぁ、これ以上の戦いは無意味です!

 どうか降伏を!」


頭目は膝から崩れ落ちると、地面に両手を付いた。

兵団に包囲され、戦意を失った山賊達は武器を捨てるしか無かった。






ケート山賊砦から10kmの場所に、トスカー共和国軍が展開していた。

そこへ高速でダニーが突入し、国旗が立てられた陣営で足を止めた。


「すみません!

 ここの責任者に会いたいのですが!」


ハッチから姿を出し、アキヒトが呼びかけた。


「この軍の責任者を!司令官はどなたですか!?」


「な…!なんだ貴様は!」


「こちらはトスカー共和国の軍ですよね?

 ケートの山賊を捉えましたので引き渡しをしたいのですが!?

 責任者の方へ面会をお願いします!」


「…私が、この軍を率いる司令のメリゴだ。」


幕閣の中から現れたのは、青い基調の上衣に光り輝く勲章の高級軍人。

トスカー共和国の国防を一手に担う人物である。


「始めまして、僕はボーエン王国在住のアキヒトと申します!

 突然の謁見による無礼、何卒お許しください!」


「それは構わないが…。

 君は、あの魔獣の中からやって来たように見えたが?」


「はい、あれは僕の兵団ですから」


「き、君のだと…?それは本当なのか?」


「はい、間違いありません。

 それで確保した山賊をメリゴ司令にお引渡ししたいのですが…」


「分かった、我が軍が身柄を引き受けよう。

 それで、あの魔獣達は大丈夫なのか?

 先程、凄まじい爆発が起きたのだが…」


「大丈夫です、兵団は無害ですから心配は有りません!

 それからすみませんが僕達は急いでいまして…。

 こちらに山賊の引受確認のサインをお願いできます?」


取り出したのは山賊討伐依頼の書類だった。


「すみません、これが無いと懸賞金を貰えないんです!

 まだ今から用事が有りまして…急いでるんです!」


目を丸くしたメリゴ司令は書類を受け取ると、簡単に自分のサインを入れた。


「ありがとうございます!

 すぐに兵団が山賊の人達をここに連れてきますので!」


「ま、待ちなさい!まだ話の続きが!」


「すみません!また伺いますので、その時に!」


制止を振り切り、アキヒトはダニーへ乗り込んで発進させた。


「シロ、急ぐんだ!

 できるだけ早く!」


「何をそんなに慌ててるんだよ、アヤに会うなら明日でも構わないだろ?

 特に試験の時間期限なんて決まってなかったしな。」


「今夜はティアさんの御馳走なんだよ!?

 皆で一緒に食べたいじゃないか!」


「あー…祝勝会ってヤツだな。

 今日は記念すべきお前の初陣で初勝利。

 アヤも戻ってくるし、レスリー達も一緒に…分かったよ!」


ダニーの動きが加速した。

周りの景色が凄い早さで前から後ろへ流れていく。

凄まじいGがかかり、アキヒトの身体が後ろへと引っ張られる。


「か、かなり速いけど…ダニーは大丈夫なの…?」

「これくらいなら余裕さ、それより問題はお前だよ。

 身体の負担、小さくないが行けるか?」

「だ…大丈夫!」


「よし、行くぜ!」



アキヒトは少しだけ後悔した。

全く遠慮の無いダニーの疾走は、搭乗者の身体へとてつもない負担を強いる。


「し、シロ…もう少し……緩めに…」

「何言ってんだ!?聞こえねぇよ!」


勢いに任せたダニーの超高速疾走。

辺りの景色を楽しむ余裕も無いまま、ボーエン王国城塞都市へと向かった。



「――よし、着いたぜ!」


ふらふらになった身体を起こすと、エルミート家の前に到着していた。

ダニーから降りた途端、アキヒトの身体が地面に崩れ落ちた。


「おい、大丈夫か!?」

「ちょ…ちょっとだけ早かったから…すぐに回復するよ」


立ち上がるが、身体はふらつく。

それでも両の頬を両手で叩き、気合を入れ直すと訪問を告げた。


「公爵様にお取次ぎをお願いします!

 試験結果の内容をお知らせに参りました!」


正装では無かったが、そこまで気が回らなかった。

僕は家中の人に応接室へと通され…トリス公爵が現れた。


「伯爵様、面会して頂き有難うございます!

 見苦しい姿で参上しまして、申し訳ありません!」


「…それで?

 試験結果の報告に参ったと聞いたが」


「はい、こちらを御覧ください!」


山賊討伐依頼の書類をテーブルの上に出した。

そこにはトスカー共和国のメリゴ司令の署名がしっかりと入っている。


「ケート山賊の討伐、確かに果たしました!」


「な…!?」


「お疑いでしたら、メリゴ司令に問い合わせて頂いて結構です!」


トリス公爵は執事の一人に命じると、トスカー共和国へ連絡を取らせた。


「おい、オッサン」


「誰がオッサンだ!」


「何でもいい、アヤは連れていって良いんだろうな?

 今更約束は無かったなんて言わないだろうな?」


「と…討伐の確認が済んでからだ!」


「往生際が悪いぞ、オッサン」


「き、貴様!さっきから精霊の分際で!」


トリス公爵とシロが喧嘩しそうになった時、扉が勢いよく開かれた。


「アキヒト!」


アヤ姉の姿を見た途端、今までの疲れが一瞬で消えた。


「心配したのよ、もしかしたらケート山に行ったかと思って…」

「それならもう終わったよ!」

「え…なにが?」

「山賊ならもう討伐したよ!

 これでアヤ姉は自由の身さ!」

「え…!?」


とても驚いた顔をするアヤ姉…当然だけど。

すると先程の執事がやってきて、公爵に耳打ちをした。


「…そうか、本当に討伐に成功したようだな。

 今、連絡を取らせたが確かに山賊達が捕らえられたらしい。

 後日、メリゴ司令から確認する必要は有るが…。


 仕方ない…私も男だ。

 エルミート家当主の発言に二言は無い!


 約束通り、アヤを連れて行くが良い…!」



この日、僕達はケート山賊砦を陥落させた。

山賊達は全員、トスカー共和国の軍へ引き渡され投獄された。


僕は公爵の試験に合格し、堂々とアヤ姉を案内人として迎えることが!

討伐依頼も達成し、懸賞金でレスリーさんの屋敷を取り戻すことも!





…と、うまくは終わらなかった



次回 第34話 『 戦後処理という名の(1/6) 』

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