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【詩集】紡ぐ 一夜  作者: 日浦海里
5/17

波受け止めて

互いに想い合うから

埋め、受けとめ、芽吹く

君の温もりを抱きしめながら

君の温もりに包まれながら

君の身体の真ん中に

想いと命の種を埋める


愛しい気持ちが熱へと変わり

二人の身体を包み込む

熱がどこにも逃げないように

想いがどこにも逃げないように

君への愛しい気持ちごと

強く優しく抱きしめる


潤んだ君の瞳を見つめ

これからもずっと守りたい、と

君への想いを強くする


そんな気持ちを胸に秘めて

唇にそっと口づけをして

愛しているよ

と君に囁く


シーツを君の肩までかけて

身体全体で感じられるよう

後ろから君を抱き留める


溢れる波はそのままに

ただ君だけが愛しい

最後までお読みいただきありがとうございます

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