表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【ダンジョン】人助けしたら、知らんとこでバズってた件【実況】  作者: アッサムてー
伝説リアタイ世代と、掲示板実況者達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

122/122

14

樹海での、魔族となったキールとの戦闘動画。

その動画の数々は、同時多発的に生配信された。

動画内でのコメントもだが、SNSへの書き込みでこのことは一斉に拡散されていった。


《え、こっちも?!》

《ちょちょちょ、待って待って待って、追いつかないwww》

《色んな配信サイトでキールとの戦闘動画が配信されとる!》

《何が起きとるのwww》

《大混乱で草》

《無名のやつらばっかじゃん》


顔出しをしている者もいれば、パーティーグッズのマスクや、プロレスラーが被っているマスクを着用している者もいる。

そんな中、冬真と雪華の動画も配信された。

まず、雪華の動画であるが、


『ハロハロ、こんせつ~。

お久しぶりです!』


と、元気いっぱいに雪華が挨拶もそこそこに実況を始める。


『復活配信、っていきたいところだけど。

今回はメシア主催のコラボ、的なやつでいっかな?

まぁ、その企画にお呼ばれしたので、ゲリラ配信してるよー』


《雪華ちゃん復活だー!!》

《メシア主催なんかwwwこのおお騒ぎwww》

《誰か、誰でもいいからダンジョンの外に魔族がいること突っ込んでやれよ( ̄▽ ̄;)》

《魔族ってダンジョンの外に出てこれるんだー》

《まぁ、普通のモンスターも出てこれるからな、スタンピードって言うんだけど》


『おや?

視聴者さん達はあまり驚いてないね??』


《メシアの動画で慣れた》

《メシアの動画で訓練されたし》

《人は慣れる生き物なのよ》

《どんな理不尽にも感覚が麻痺して、適応しおうとしちゃうからなぁ》

《ましてやこの百年でダンジョンのある生活が普通になったってのはあるし》

《(。_。(゜д゜(。_。(゜д゜ )ンダンダ》

《やべーなー、とは思ってるけど》

《俺たち一般市民に害がないように、魔族倒してくれるだろうって安心感はある》

《まぁ、魔族にはメシアでもボコボコにされてたけどなwww》


『そっかー』


雪華のドローンが、戦闘が行われている場所を映す。

木々がなぎ倒され、ぶつかり合いの衝撃が音として視聴者へ伝わる。


《見た感じ、ほぼ全員メシアと同じくらい強い?》


『同じくらい強い、っていうより。

メシアより強いよ。

経験差だけで言うならメシアより強くて、スネークより弱いって感じかな』


《マジかよww》

《どんだけ強いのスネークwww》

《いや、まぁ、強かったけどさ、スネーク》

《????》

《え、あれ?》

《ちょっと待って??》

《なんでそんな人達が束になってるのに、なんで倒せてないの??》

《同接目的じゃね?》

《いや、それにしてはなんか、違和感が》


『あぁ、倒せてないの、やっぱり気になる??』


《気になるー》

《気になる》

《雪華ちゃん、なんか知ってるならおせーてー》


『私も気になってる』


《って、知らないんかい(。 ー`ωー´)/バシッ笑》


『なんか、前にも同じようにこうして外で、別の魔族を倒したらしいんだけど』


雪華の言葉に被さるように、別の者の声が届く。


『キール、めっちゃ強くなってんですけどー!!??』


『待って待って待って、強くなってるってこれ〜!!』


『前の魔族のときこんなんじゃなかったのに!!』


『だれかー!!

腕もげた!!

回復アイテムぷりーず!!』


《お、おうwww》

《なるほど、とにかく強くなってるんだな》

《混乱してるのに、なんでちょっと余裕そうに聞こえるの、この人たち( ̄▽ ̄;)》

《たしかに、ちょっと余裕そうだな》

《くぐってきた修羅場ちがう、とか??》

《あー、経験差か》


そうこうしていると、ドローンが誰かの首が刎ねられたところを映し出す。


《レスラーマスクの人が死んだ!!》

《年齢制限かけろ!!》


『大丈夫、最初から年齢制限掛けてるよ』


《あ、ほんとだ》

《他の動画の同接数がえぐい事に》

《なんでこの人たち無名なの??こんなに強いのに》

《強いのもだけど、ばかすかレアアイテム使ってるのもなぁ》

《湯水の如く、って言葉実感してる》

《湯水の如くって、水が豊富な場所だからこその言葉だよな》

《あー、うん、そだね。ふつうは水をめぐって争いがおこるんだもん》


『それじゃ、私もそろそろ参戦しようかしらねぇ』


《なんで、最初から参戦してなかったの??》


『……呼ばれはしたけど、すぐに終わるかなって思ったのよ。

でもほら、見てよ?

終わってないでしょ?』


雪華のドローンが映し出したのは、メシアより強いと評された者たちの屍の山であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ