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史実編 22話

来週から大河ドラマ放送休止。

くそが

「大坂城建築の儀、おめでとうございまする」


そう言って大広間にどっしり構える秀吉に信澄は頭を下げる。

完全に立場は逆転した。

横に控えている秀吉の家臣も堀秀政も背筋を正す。


「あの津田日向守様が殿に頭を下げられるとは……」


堀尾吉晴が晴れて国持ちの大大名になった中村一氏に耳打ちする。


「うむ。もはや天下の大勢は殿に決まったようなものじゃ。あとは……」


「中村様、和泉の真鍋殿より火急の知らせが」


と、横からぬっと石田三成が出てきた。


「何じゃ、まさかとは思うが……」


「そのまさかにございます。根来と雑賀が動いたようにございます」


「分かった、すぐに戻る」


そう言うと一氏は秀吉の方に頭を下げるとすぐに退席して行った。


「筑前殿……あれは?」


信澄がそれを見送りながら聞く。


「うむ、雑賀や根来が四国の長宗我部の援助を受けて大坂を虎視眈々と狙っておるのだ。あのハエ共を始末したいところだが……」


「三介でございますか?」


「左様、あの男が各地の国衆や諸大名を動かそうとしておる。まあ既に調略をかけてはいるが」


「なるほど。上手くいくとよろしいですな」


その噂の信雄は……。


「何!?津川らが羽柴と繋がっておるだと!?」


「はっ。津川、岡田、浅井の3人は羽柴と繋がり、織田家を乗っ取るおつもりですぞ!」


「ゆっ、許せぬ!彼奴を討ちとれい!」


というのでこの3人はあっさり討ち取られた。

この知らせを聞いた秀吉は。


「ほれ見た事か!土方も調略していた甲斐があったわ!信雄めを討ち取るぞ!!」


こうして小牧・長久手の戦いが始まった。

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