7/29　　夏休みの過し方

　朝の起床は四時ごろ。

　そのままランニング込みでぶらぶらとペットショップ「ＬＯＶＥふぁみりあ」で犬の散歩バイトがいるかどうかを聞きに行く。

　中学の頃からじわじわバイト料を上げてもらって現在一組千四百円。

　あるようならラッキー。なければ普通に散歩。

　散歩を終わらせ、六時過ぎにはビーチに戻ってカラスマント装備で小学生組のラジオ体操ＩＮビーチにお付き合い。

　そのあとは他の小学生も交えてビーチ清掃および遊び。

　七時半ごろに解散し、自宅にて朝食。

　八時半ごろまで読書。

　その後、海の家「ＡＲＩＫＡ」へ手伝いに行く。

　来てる手伝い要員と客の入りによっては午前中にカラスマント装備を脱いで図書館へ本の交換へ。

　カラスマントはビーチ限定。

　コンテスト以降読んでいる本のメインは簡単アクセサリー。ビーズアクセサリーのモチーフ。折り紙。

　戻って昼の接客、素でやってもみたがカラスマントどこと聞く客もいるので結局カラスマント営業。

　まぁマント振り回すのは好きなので問題はない。

　接客の合間の自由時間は読書か、弟妹の勉強の手伝い。

　ざっくりと夏休みの日々の行動パターンを鎮（カラスマント）さんに聞いたらそんな答えが返ってきた。

「かなり規則正しい生活？」

「ん～。気が向けば映画を見に行ったりもするけど？　多少ゲームもするし、体動かすのも好きだしね」

「明日の朝、少し出かけたいんですけど、付き合ってもらえませんか？」

「いいけど。隆維たちでなくていいのか？」

　茶化すような口調。

　昨日のコンテストのラスト、ノワールというか宗兄のジョークか本気か判りにくいアレ。

　二人ともが何事もなかったように振舞っている。

「あの二人は今、昔馴染みのメル友の相手で忙しそうだし」

「あー、そうなんだ？ そういえばセリがなんか言ってたかも？ ヤキモチ？」

「ないから」