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URONA・あ・らかると  作者: とにあ
2015年夏
769/823

涼維による観察?

 千秋兄は朝食時にいることは多いけど、「事務所にバイト、あいつら溜めやがって」と文句をつけて夕方六時くらいから出かけていく生活。

 ミラちゃんの宿題もそこまでに軽くみてる。

 そのまま事務所でお泊りもしてるぽくていないことが多い。

 昼間はリビングで寛いでネット世界に浸ったり、掃除や洗濯とか、家事にいそしむ時間。もちろん、勉強も。

 千秋兄は付き合ってくれたり、料理を作り置いたり、ソファーで昼寝(エアコンって偉大ってしみじみと)してたりな生活パターン。

 まぁ時差とか、移動疲れだって言うけど、体力なさ過ぎ宣言じゃん?

 遊びに行くからってお弁当作り。

 千鶴ちゃんと健あんちゃんが一緒におかず作りをしてた。

 意外と料理慣れしてて驚いた。

「ま、参加メンバーにアレルギーはないはずだし」

 と言いながら千秋兄が作ってたのはナスと肉の揚げ物。レンコンエビバーグ。すりおろしたレンコンがもちもち。つまみ食いは幸せ時間。

 エビとかって有名なアレルゲンだよね。

 そして、遊びに行った当日は帰って来なかったし、朝食時間帯にも戻って来なかった。

 おかげで鎮兄が苛立つじゃないけど少し、気にしてる。帰国してからの千秋兄は鎮兄に対して当たり障りない距離感。必要以上に食い込もうともしない感じ。

 鎮兄としてはスルーされ過ぎも実は気になる?

 んー。なんか状況は変わらないけど、鎮兄が千秋兄を気になってしかたない感じが強い。気にしてる側が逆転してる?

 そして、会場の設営を見に行くぞと言う隆維について会場となる公園へ。やっぱり行くんだ。体調大丈夫? 暑いよ?


 公園では工務店のにーちゃん達が労働中。かっこいいね。

 祥晴達と合流して開会まではカードゲームしたり、手伝えるんなら手伝ったり。そんな最中、ひょっこり現れたミリセント嬢。

 なんでいんの!?

 無表情クール系なんだけど、稀に笑ってくれる表情にすっごくドキドキするんだ!

 屋台を冷やかしたりして昼前に一旦帰ることにする。隆維は少し休んだ方がいいと思うんだ。

「えー。平気だしー。……涼維がのぼせてるだけじゃーん」

「雪姫さん来るならビンゴ大会頃じゃない? その頃に疲れてたらやだろ?」

 それでもぷちブーイングする隆維を引いて帰路につく。

 千秋兄を帰路で見つけた。

 冊子をパラパラめくりながらショートカットの見知らぬお姉さんと一緒にいる。

 碧に隆維を任せて千秋兄にタックルする。


「千秋にー! 無断外泊反対!」


 しゃがみこんでむせ込むって……、体力つけようよ。千秋兄。

 お姉さんは逸美にーちゃんトコの人で若槻美芳さん。

「弟分?」

 美芳さんの言葉に隆維がムッとしたのを感じる。

「いや、おとーとたち。かわいいけど、やんちゃなんだよねー」

 くしゃりと髪がかき混ぜられる。

 美芳さんが笑ってる。

「守ってやらなきゃって?」

 千秋兄の手が一瞬止まった。

「いや、隆維も涼維もしっかりしてるからなぁ。碧も自立推奨派だしね。無謀なことされても、俺じゃ止めよーねーしさ」

 ぐしゃぐしゃとかき混ぜられる。

「おれは弟分で、長船祥晴です。髪の手入れは是非商店街の美容室シェーンへ」




 あとで連絡すると千秋兄は言って、戻ると言う美芳さんを見送る。


「さー。帰って一眠りして、夕方から覗きに行くけど、お前らの予定は?」



『うろな町の森に住んでみた、ちょっと緩い少女のお話』

http://book1.adouzi.eu.org/n2532br/

工務店&雪姫ちゃん話題で。

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