6/24 園芸部
昼のワンシーン
暑い日。
朝一に水やりをし、昼にも軽く水撒きをしておく。
ホースの水がぬるま湯のようになっているから、水が出るまで流してから使う。
熱すぎる水を根に与えて苦痛を味合わせてはいけない。
トマトには水分控えめナスにはたっぷり。さぁ美味しく育て。
動けない植物はしたたかでもあるけれど、適切なケアも必要としているのだ。年配男性の頭皮のように正しいケアが必要なのだ。ま。抜け毛は皮膚科診療らしいよな。禿げるんなら、スキンヘッドの方がいさぎよいだろうなとか思う。
暑いし〜。
思考が妙な方に回るよなー。
「鹿島先輩は、もうちょっと日陰に居て下さいね〜。水が出るようになったらマシっすから。それに昼は暑いんで、健康優良児だけで大丈夫っすよ?」
無理させたら兄貴がこわいって評判だしな。
「じゃま、かな?」
こてりと頭を横に倒す様は年上だけど愛らしい。
ただ、正直、
「健康化してるっつても、体調は芳しくない時もあるんっすよね? じゃあ、心配になるんで、気温のきつい日は大丈夫になってから、手伝ってくれれば嬉しいです」
植物と人両方の心配はかったるいし。
日差しがきつい日は、流石にちょっと作業者が心配になる。
「朝、手伝ってもらってるだけでもスッゲー助かってるし」
でも、
「鹿島先輩は、一生懸命やってくれるから、ちょっと心配。自分で無理に気がつかなさそうだから」
ふくっと頬が膨らむ。
「ちゃんとわかるんだから」
言うけど、どうも信じられない。
「がんばりやさん過ぎてその言葉が信じれねぇ!」
合田先輩だって心配するっしょ。
ゃん。
『"うろな町の教育を考える会" 業務日誌』
http://book1.adouzi.eu.org/n6479bq/
鹿島萌ちゃん
合田先輩、鹿島兄(存在のみ)お借りしました。




