るぅるぅ墜落紀行☆作為編【準備中】
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デートの次の日
ゆっくりとした動きで翼を震わせる。
陽射しはゆるく体を温める。
日当りのいい屋内でぬくぬくと過ごす。
冴の髪はキューティクルでいい匂い。
「一緒に歩けて話は弾んだと思うのだ」
冴は協力者だから報告しとかないといけないのだ!
「さりげなく好きも伝えたのだ」
好きも伝えた。好きの意味はお互いに確認していない。
「るぅるぅはそろそろ奴らと話し合わねばならないのだ!」
遊び人に皮肉屋がるぅるぅをばかにするのだ。
ころりと冴の膝に落ちてみる。
「もう少し、渚のそばにいたい気もするのだ」
渚の姉妹にもらせば、渚が心配するからな。
「伸ばせませんの?」
まぁ以前に連絡くるまで帰らないと宣言していた手前、気まずい発言ではあるのだ。
連絡はまだないのだ。
「か、換金物件が残り少ないのだ」
色々と面白そうな物に硬貨を放り込んだり、チビの端末でねっとでお買い物をしたりをやった結果なのだ。
「ちょっと、見通しが甘かったのだ」
るぅるぅの燃費は調整してきたとはいえ、まだまだ効率が悪いしな。
異世界だからなぁ。
ころりころりと膝の上で遊ぶ。
「ヒトの姿をとったのも予定外なのだ。調整バランスが崩れるのだぁ」
ぐるりと冴を見上げる。
「月が眠る夜に帰るのだ。だからその前に冴には報告なのだぁ」
冴に報告してひとしきり甘えてふらふらと目的地へと飛ぶ。
「渚〜。お迎えに来たぞ〜」
「るぅるぅ」
ぺほりと渚の頭に着地する。
「明日は海に出るのだー」
「海に?」
「お魚を獲りに行くのだ。今度は酔わないのだ!」
渚がるぅるぅを撫でる。
「渚ー。飲み物じゃない箱から出たのは携帯食料だったのだ!」
さっきの箱から出て来た物を見せる。
冊子と小さな箱。
「るぅるぅ。商品取り忘れてる」
「るっ!?」
『うろな町の森に住んでみた、ちょっと緩い少女のお話』
http://book1.adouzi.eu.org/n2532br/
より魚沼冴さん
『キラキラを探して〜うろな町散歩〜』
http://book1.adouzi.eu.org/n7439br/
青空渚ちゃんお借りしております☆
おまけ付き自販機って有りますよね
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