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URONA・あ・らかると  作者: とにあ
2014春
429/823

3/11 避難訓練を(定時)

『うろな担当見習いの覚え書き』7話と軽くリンクしております

 どーしてここにいるんだろう。

 チラッと横にいる椹木ちゃんを見る。

 この子がいれば大丈夫な気もするんだけどなぁ。

 会議の話をぼーっとしながら聞く。あっちの人達クセが強そーだなー。

 あんな空気を醸す人って大概、頭が固くって思い込みが強いんだよな。警察のお偉いさんってそんなもんかね?

 まぁ俺のメインは避難経路確認が主だからそれでいいよな?

 定時制の時間帯は夜だ。

 一応の避難場所である裾野へ向かう避難。夜に時間を計りつつやるつもりだけど、同時に速さだけでなく、ちゃんと倒壊の危険性のある場所、体力のないものへの配慮が重要になる。ということは、んー理解してそうか?

 協調性ない奴も多いけど。うちの弟とか。

 ま。個性だよな。個性。


 あー。古代遺跡探しに行きてぇ。


 なんかわっかい子がいるなー。

 確か、おもちゃやの弟君。にーちゃんの方も来てるけど、スーパーの方の関係者としてだよな。スーパー、モール、商店街の三竦み?


 見てる限りそれなりに仲は良さそうか。


「先輩。聞いてますか?」

 小声で椹木ちゃんに突かれる。

 まぁ。

「聞いてねぇ」

 つーか眠い。


 災害対策に異論なんかないし、取り敢えずは予定されたルートの確認と、他ルート候補の確認。実地で動く方が会議とか聞いてるよりイイからなぁ。


 椹木ちゃんが不満そうだ。


 ま、適当に聞きつつ、予定ルートをチラ見しながら日々の新聞配達ルートと確認シュミレーションっと。





 学校で避難訓練で裾野までウォーキングでーすと言うと、ブーイングが来た。ちなみに現地解散。

 仕事に行ってる連中は「黙祷があった」とか、「あ。そういえば今日そーいう日だっけ?」と雑談中だ。

 一部、電話で「裾野まで車で迎えに来てーん」と頼んでる奴もいた。一応、女性陣を送るようの手配はしてあるけどな。

「ま、基本的には夜の通学時だしな。ライトを荷物に放りこんでおくとかしといた方がお勧めだ。LED系なら長持ちだしな」

 どっかの企業からの粗品であるストラップのLEDライトを配っておく。


「時々は使用可能かチェックしろよー」


 暗い道。どんどんと灯りの間隔が広がっていく。

 懐中電灯で道の端によりすぎると落ちる危険があるという説明や、慣れない場所を歩く注意点、地震で思わぬ変化がある場合の迂回する時の道を自分でも確認した方がいいと一通り説明。

 体力のないメンバーがいい感じにへたったりしてきたので救助活動の真似事をしたりと娯楽を含めて、一応、目的地に着いたとだけ記録に残そうと思う。


「んじゃ、報告書は任せたぜ。らぎあっち」

「え!?」

『うろな担当見習いの覚え書き』より高原兄弟。鹿島さん。

『うろな町災害対策課』より署長さんたちの雰囲気で

お借りいたしました。

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