11/30 裏話
『"うろな町の教育を考える会" 業務日誌』
『"うろな町の教育を考える会" 業務日誌』
11月30日 花嫁奪還大作戦その12 ビューンと到着!案内人は•••、ホントに大丈夫!?
の裏話的なー
清水先生への通信を終わらせてから、ため息と共に不満を告げる。
「あーもう。妙な事ぶっちゃけるんだから最悪」
「えー。だって気にしてたろー?」
揺さぶったことで乱れた衣装をお互いに整える。
「ポイント違うんだよ。ポイント!」
その辺の勘違いのまま外野にばら撒かれることはあんまり嬉しくない。
こんな不満をぶちまけるのは本意じゃない。もう少し、自制できるようにならないといけないとは思う。
「えー?」
わかってないような対応だけど、妙なところを突くのが先輩だとも思う。そこはとても厄介だ。
「まったく、時雨の説得も大変だったのに余計な手間を」
「説得ー?」
「清水先生を雪姫さんのところに案内してって言ったら嫌そうだったんですよ」
「そーなの?」
「そうです。ただこのイベントには雪姫さんも貢献したくてがんばってるから喜んでもらえると思うよ。と、お刺身盛り合わせで商談成立させたんです」
「猫と会話成立させるとは流石」
「承知しなきゃ閉じ込めるって言ったのが一番効果があったのであの子の理解力がハンパないんですよね」
「ひでぇ!」
「基本、種族問わず、女好きなんだよね。あの子」
ちょっと呆れのため息が出る。時雨は女性とご飯提供者に弱い。
実質タブレット越しの汐ちゃんと、天音のお願い攻撃の効果もあったと思う。
「総督と気が合いそう?」
「あわないよ。ライバルだから、お互いに牽制になるかな?」
「うぉう。不毛だ!」
時雨、結構攻撃性高いんだよ?
まぁ、素直に安全な道を案内するかどうかあやしいけどね。
雪姫さんのところまで間違いなく行くだろうけどねぇ。
「男嫌いな時雨にきっと苦労するだろうけど、清水先生、頑張れ☆」
「ひでぇ! 清水先生ファイト!」
「あははー。通信は切ってあるからとどかなーい♪」
『"うろな町の教育を考える会" 業務日誌』より清水先生を
『キラキラを探して〜うろな町散歩〜』から青空汐ちゃんを
『うろな町の森に住んでみた、ちょっと緩い少女のお話』から雪姫ちゃんを話題としてお借りいたしました




