表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
217/823

クエスト! セイレーンをデートへ誘え!? プランニング編

キラキラを探して〜うろな町散歩〜

11/12 んじゃ、そゆことでよろしく〜♪

から海ねぇ発行クエストスタートです☆

 11/13


 事前にメールで連絡。

『ちょっと話したいことがあるから時間をとって欲しい』そんな内容のメール。


 澄先輩企画の為、総督に完成度低すぎだからとりあえずやっとくかと強制的に訓練時間拘束されているけど、セイレーン絡みならと『小遣いいるか?』とまで言ってきた総督がいる。

 気に入られてるなぁ。

 しかもむちゃくちゃノリがいいよ総督。

 訓練の教師役は三春さんだけど。



 16日の土曜日でイイよな。

 天気が崩れてもいいようにモールで映画かなぁ。空姉の趣味そうな映画やってたかなぁ? どこの店が今美味しい評判高かったっけ。

 ええっとココは映画半券割引きついてて、こっちはネットクーポンがあって、秋冬うろなデートスポット情報をチェックしてー。天気予報は曇りだけど。


 プラネタリウムとかもいいんだけどうろな町じゃないからちょっと距離あるし、コンサート、ライブ系はあたり見つけんの大変だし、かなり趣味ものだもんなー。

 義愛ちゃんのDQN'sライブ情報はどうなってるのかなぁ。

 って、デートでそっちに意識とられるのは問題じゃね?

 うぅーん。

「デートプランって難しい」


「鎮。その書き出してある資料なに?」

「お得に行こう☆お気楽楽しいデートプランの作成のための資料」

「秋の紅葉とか? ほら、一日フリーパスとかあるじゃん。まじ地元よりいくね?」

「うろな高原の紅葉とかかぁ」

 たぶん、まだ散ってないだろうし、それならランチは評判の流星とか?

 それともクーポンに乗ってる新店舗にチャレンジか。それなら電車ルートと、散歩ルート、歩きやすさを重視して……、あの辺、新規のお菓子屋とかもあったよなぁ。

 北の森のほうにある隠れ名店はちょっと癖があるらしいしなぁ。



「うーん」

「気楽にやれば? 空ねぇだし」

「気楽にはやるよ? でもできるだけ楽しく過して欲しいだろ? いくら俺でも空姉が『がんばってるのはわかるんだけどずれててがっかりー』とかデートのあとで言ったりしないと思ってるさ」

「……なんだかちょっと複雑なセリフ、だね」

 ひたりと千秋が動きを止め、ようやくポツリとこぼした。


「他にも、『服装考えてルートを変える臨機応変さは欲しいわよね』『どこに行きたいって聞くんじゃなくて幾つか候補を提示してから聞くだけの気遣いは欲しいわよね』『趣味を押し付けられても困るけど、少しぐらい強引な方がもえる』とか、どうしたらいいんだよっていうお姉さんの意見はまだまだあるけど?」


 女の人の評価ってマイナス評価を受けているときはひたすら引き算になっていくからなぁ。

 逆もまたしかりっぽいけど。

「デートって言うのは二人で楽しむものだからどっちかだけが楽しいだけじゃダメなんだって。聞いてて恋愛って難しいって思った」

「うん。難しすぎるよ。かるーくナンパして割切りデートくらいしかしたことないからなぁ」

 

 ん?


「春先にさぁ、知らない子に知らない呼ばれ方してひっぱたかれたんだけど、千秋、心あたり、あったりする?」


「え? うろなではナンパなんかしないよ?」


「うん、ちょっと古本市覗きに行った帰りにさ」


 ちらりと見ると斜め上に視線を流し、腕組みをして考えているっぽい千秋。

 というか、いくつ指を折るんだよ。

 どれだけ心あたりがあるんだよ。


「も、いい。わかったから」

「えー。誰だろー? でも、学年あがってからはナンパに行ったことはないけどなぁ」


 あ。

 空姉からメール。


 オーケー貰った。

 時間、朝からでいいかと、何時くらいまでいけそうかの確認を送信。


『夏の迷惑をかけたお詫びもかねてご飯奢るね』


青空空ちゃん。

高原直澄さん。

義愛ちゃんのDQN's。

大光寺家の存在。

『流星』

話題としてお借りしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ