170/823
10/13 暗い部屋
思考
部屋は暗い。
雨の降る音が聞こえる。
昨夜こぼした言葉。
サツキさんが好きだ。
それはそこにいてもいなくても変わらない。
それが僕の気持ちだから。
笑顔が好き。声が好き。彼女の仕草が好き。
芯の強い彼女が好き。弱いところがあるなら見たかった。
「にゃあ」
全部が好き。
閉じ込めたい葛藤を抑えても構わないくらい好き。
変わらない。
好きなんだ。
時間が想いを薄れさせるのかもしれない。
でも、今現在サツキさんが好きだ。
いなくなったことを本当に受け入れてるんだろうか?
聞き間違いや勘違いで暴走したんだとしたらかなり恥ずかしい。
鎮が追いかけてこなかったらそんな希望もいだけたんだろうなぁ。
近いうちに稲荷山くんに話を聞いてみたいなぁ。
千秋。そこ人様ん家。
稲荷山くん、サツキさんお名前お借りしてます。




