6/5 10時ごろ
勤めを終えて、帰宅中、うろな町会誌で見た顔を見た。
あれが新町長のはずだ。
ちょっと自分の格好を確認する。
白のパンツスーツ。
メイクも一応してる。髪も特に乱れてない。
よし。
突撃だ。
「コンニチハでスー。チョウチョサん」
「こんにちは」
一瞬、驚いたようだけどにこやかに挨拶してくれる。
いい人っぽいなー。
「コノ町の東にスンデル、るしえデーす。ハジメマシテ」
「はい。はじめまして」
さて、からかうのはこの辺にして本題に入りましょうか。
えせカタコト終了。
「じつは、お尋ねしたいことがアリマス」
町長さんは静かに続きを促してくる。
「夏の水着美人コンテストの名誉審査員長、前の町長さんは引き受けてくださってたんですけど、町長さんはお時間とってイタダケマスかー?」
一息ついて、にっこり笑顔。
「詳しくは秋原さんがゴゾンジデス。それとゼヒ、秋原さんのコンテスト参加をおすすめしてくださいね」
直接誘ってもよい返事ないものねー。
毎年誘ってるのになー秋原さん。
「それではごきげんよーです。ちょうちょさんオヤスミナサイー」
「詳しく確認してからお返事しますね。おやすみなさい。……?」
あ、あの姿は秋原さん。
「秋原さんもオヤスミナサイー」
逃亡あるのみです。
後でこの件は果穂先生にメールです。
今年は梅原先生の参加はどうなるか気になるです。
「日生さん! でませんからね!!」
ぇえー。
あきらめませんから~。秋原さん。
町長さん 秋原さん小林先生お借りしております。




