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ぶどうの話をしよう  作者: あいなめ
2025摘み取り
86/101

ベニバラード

 Iさんの農園で採れるベニバラード。今年最初に採って、手元に残した房は、去年の記述と比べると、ずいぶん相違があるものでした。

 重量は410g程度。去年より少し軽めです。一番大きな違いは、その房のかたち。去年はみっしり詰まった形でしたが、今年のは割と野放図に実が着いている感じ。


挿絵(By みてみん)


それでも、重量がそこまで変わらないのは、一つ一つの粒が去年より大きかったからです。


挿絵(By みてみん)


重量は11g弱。色づきは根元まで比較的しっかりとついています。糖度は15-17度と去年とあまり変わらず。種については比較的ジベ処理がうまく行っているようで、そこまで存在を感じることはありませんでした。

 食感はあまり変わることなく、サクサク系。果汁分は少なくはないですが、ジューシーな品種と比べると多くもないです。ぽたぽた果汁が垂れる感じで入りません。

 食べる分にもサクサクと手が進んでしまう感じ。甘すぎず、さっぱり目、でしょうか。


 今年気が付いたのは、この品種はへたの付け根が凄く立派に太いということ。これは房の写真からもわかると思いますが、巨峰系のぶどうに比して直径で3-4倍は太く感じます。これは、しっかりとへたと実が結合していることを示し、その意味で脱粒からの劣化は生じにくいような気がします。ちなみに、富士の輝も非常にへたが太い品種です。一方で、実から水分が抜けるのも、その分早そうな気がします。



 さて、二回目に採ったベニバラードは、房の重さは460gと前よりは重め。粒の大きさは13g弱とこちらも少し重め。色づきは一回目より少し劣るかも。


挿絵(By みてみん)


 糖度は16度-18度と一回目より少し高めでした。水分も少し多めに感じられます。口の中にいる間はそこまで甘みを感じるわけではないのですが、後味としてある程度甘みが残る感じはありました。


 やはり、悪くはない品種ですが、同じ時期に取れる師玉とどちらを選ぶかというと、師玉かなあ、と思います。子供はすごく気に入って食べていたんですけれど。

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歌川 詩季さまからの頂き物です。
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