紫玉
紫玉。早生種の巨峰のことです。つまりは巨峰。去年もこの紫玉を採ってきて、あらためて巨峰って凄いなあ、と思わされました。
今年とったブドウの房は、500g弱、と普通かやや大きめ。去年のをたどってみると、去年の房よりは小さいですね。
粒の重さは測り忘れてしまいましたが、12gぐらいというところでしょうか。十分よく色づいていると言えると思います。
一応、色補正用の参考に18%グレーを入れるようにしているのですが、全体と粒で全然明るさとか違ってしまっていますね。スマホじゃ色再現まで考えるのは無理があるんだろうなあ。露出とカラーバランスを固定して取らないと、きちんとした比較ができませんね。
さて、糖度は18度から19度。十分に甘味を感じられます。
巨峰って、とても甘いぶどうですが、単に甘さだけに振り切っていない、複雑な味わいがあると思います。そのバランスが巨峰の魅力です。含まれる酸味が味を構成しているという話なのですが、食べてみてすっばみを感じることは無いでしょう。酸味が酸味として明確に認識できる種類もあるのですが、巨峰に関してはそれが味を複雑に、豊かにしているのだと思います。
藤稔、ピオーネ、ブラックビートと色々な子供が産みだされていますが、すべては巨峰が有ってこそ。このぶどうが生み出されたことに感謝したいです。




