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ぶどうの話をしよう  作者: あいなめ
2024 摘み取り
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2024-2025にかけての店売り

 前の冬には、輸入ぶどうについて、いくつかトピックがありました。

 今までは、輸入元としてチリ・アメリカ・オーストラリアあたりだけだったと思いますが、ペルーのぶどうが新しく追加になったという話がありました。実際、店売りでペルーのぶどうを見かけたことはありました。その時は結局買いませんでしたが。

 後は、ぶどうの輸入品種が増えたそうです。オーストラリアから入ってくるのは、今までグリーンシードレス・レッドシードレス(種類というよりはカテゴリかな)に限られていたようですが、黒ぶどうが許可されたようです。これらついては後で触れます。


 さて、前シーズンの店売りぶどう、個人的に一番ショッキングだったのは。スーパーで富士の輝き(ブラックシャインマスカット)を売っていたことでした。10月だったかなあ。シーズン的にはすでに終わっているところです。

 そこで、お勤め品でもない、ふつうのパックで、一房980円とかで売っていたんです。あれ、前の年には数粒をセットにしたパックを買って食べたと思いましたが、なんと房で。しかも、場合によっては1万を超える値段で売られていたぶどうが。

 たぶん、ベストの農園、ベストの房では全くないんでしょう。それでも、やはり衝撃的でした。

 買って食べてみると、まあ昨年たべたのと印象はあまり変わりませんでした。果汁少な目、サクサク系の食管。甘みはあるけれど、幾分か単調。巨峰という品種の出来の良さ、をいまさらながらにかみしめることになりました。

 シャインマスカットの子供だと思いましたが、その雰囲気はあんまり受け継がれていないように思います。この値段なら、まあ喜んで買いますけれど、1万円ついていたら、まあいらないなあ(一応経験はしたし)、という感じです。


 次に、覚えているのが「オータムクリスプ」という名前の輸入ぶどう。緑のぶどうでした。スーパーで担当者が頑張りました、のコメント付きで売っていましたが、値段的には100g100円クラスの普通の輸入ぶどうの値段でした。

 特筆すべきなのは、その食管と味。以前に、これはライチだ、というぶどうの話を書いたことがあったと思いますが、このぶどうはリンゴ。もう、間違いなくリンゴ。サクサクした食感も、酸味が割と聞いた甘さという味わいも、果汁分が多くないのも、やっぱりリンゴ。

 ならりんご食べればいいじゃん、ということになりますが、まあそこはそれ。やっぱりぶどうなんです。食べやすいし。

 というわけで、このぶどうは来年見かけたらまた食べてもいいなあ、と思うノリでした。


 最後に黒ぶどう。スーパーでオーストラリア産のアドーラ、というぶどうを見つけたので、買ってきました。300g弱で400円見当だったかな。その他の輸入ぶどうよりはちょっとお高めかもしれません。

 味わいはそこまで記憶していないのですが、グリーン・レッドのシードレス輸入ぶどうよりは、多少果汁分が豊富であったような気がします。国産のぶどうにはかないませんが、シーズン狭間の繋ぎとして食べるには、十分おいしかったと思います。

 こちらも、また見かけることがあったら買ってもいいかなあ、と思いました。


 というところで、その前のバーンアウトが効いて、今年はあんまりいろいろなぶどうに手を出さないで少してしまった中でも、特に記憶に残ったものについて記しました。

 また出会えるといいんですけれどね。


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歌川 詩季さまからの頂き物です。
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