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ぶどうの話をしよう  作者: あいなめ
2024 摘み取り
77/101

ナガノパープル

 ナガノパープルは、8月の採取分にも入っていますが、9月に合わせたものも残しているようです。

 採ってきたのは二房なのですが、いずれも色づきにばらつきがありました。

挿絵(By みてみん)

房の重さは600gちょっと。粒は

挿絵(By みてみん)

という感じで、重さは15g程度と大きめ。


 色がついていないものは、本当に薄い色だったり。で、案の定なのですが色の薄い粒は糖度も低くあまり甘くないものでした。例えば写真の粒の色の濃いものは糖度で20度ぐらいにもなりましたが、色の薄いものは16度ぐらいにしかなりませんでした。


 8月のナガノパープルは、皮に渋みやえぐみが強く、皮をむかないとちょっと…… という房だったのですが、今回のはいずれもそこまでは行きませんでした。ただ、色が薄く紫のものは、皮のえぐみが少し後味として残るという感じ。他方の深紫のものはそこまではえぐみを感じませんでした。

 前記の皮のえぐみですが、色づきの悪いものにはこれが強いようにも思いました。えぐみがなければ、16度程度の糖度の粒でもそれなりに美味しく食べられたりしました。なんというか、状態によりけりのようです。

 ナガノパープルとしておいしく食べられる粒もあったのですが、ただ単価を考えるとやっぱり9月のものは控えた方がいいかなあ、という結論は変わりません。

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歌川 詩季さまからの頂き物です。
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