五回目 ブラックビート・サマークイーン・ナガノパープル・グロースクローネ
今年は、例年同日開催のYさんとEさんの開催日がずれたので、8/24の5回目はYさんの方に行ってみました。去年は別農園として扱っていたところ。
6時過ぎの参戦で、5-60番目ぐらいだと思いますが、とりあえず順番通りに待ちが発生する前に入場出来ました。開園は8時。ナガノパープルを主に、その他の房をいくつか採ってきました。単価は2300/Kg。
なんか品種のかぶりが多いので、細かい写真は残していなかったみたいで、概要を。
ブラックビート。房は840g弱のかなり大きなもの。粒も23g弱と大きく、色も奇麗についていました。
糖度は16-18度程度。先に採ったものより少し下がりますが、こちらはその分果汁が豊富で瑞々しかったように思います。あえて言うなら、前回のブラックビートはピオーネ寄り、今回のは藤稔寄りって言う感じがするかもしれません。いずれにしろ、十分美味しく食べられるぶどうでした。
サマークイーン。去年「これが最後」ってパック売りしているのを買ったぶどうですが、実は今年も生き残っていました(笑)。主のおじさんの話によると、水を吸い過ぎないようにするために、幹をカッティングしたりとか、色々と手間をかけて何とかやっているということでした。はたして来年はあるでしょうか。
房の重さは370g程度と、ちょっと小さめ。糖度は18度ぐらいと、前回のサマークイーンよりちょっと甘味があるかも。特に、ヘタの部分をちょっと大きめに切り落として、そこからちゅっと身を吸って食べると、かなり甘さを強く感じる事が出来ました。
悪くない味だと思います。
ナガノパープル。ほとんどが居なくなってしまい、家に残った一房は580g弱。この品種では普通サイズのように思われます。粒の重さは18g程度。まあまあ大きめで、色もそこそこ深くついていました。
糖度は16-18度程度。ナガノパープルとしては、ちょっと糖度低め。そして、気になったのが皮がかなり強くて、かつ渋みがきつかったこと。皮ごと食べるとちょっとあまり美味しくない感じがしました。
そこで皮を剥いて食べてみましたが、かなりましにはなりました。ただ、紫の部分が残らない程度に完全に向かないと、やはり渋みが残ってしまいました。ちなみに、皮を剥くのはナイフを使って見まして、ヘタの反対側から丁度桃の皮を剥くようにぴーっと剥くことが出来ることが判りました。皮ごと食べて渋みを感じる場合は、このように皮を剥くといいように思えます。
冷凍をすると、皮って凄くむきやすくなるのですが、果たしてそのようにして皮を剥いた場合にどうなるか、これは試していませんでしたが、やってみるのも良いかもしれません。
グロースクローネ。ドイツ語? 大きな冠、の意味らしいですが(公開のスペルではgrosz kroneとなっていますが、エスツェットはssとするのが普通だよなあ、とか思ったり。で、ドイツ語の品種名でも、開発は日本のようです。かなり新しい品種で、藤稔と安芸クイーンとの掛け合わせ。着色不良対策、という目的も大きいようです。
今回はYさんのところから採ってきましたが、確かEさんのところにも木はあったようです(ただし、採取対象外となっていました)。房の大きさは580g程度。粒の重さは18g弱、とまあ大きめ。
ただ、着色不良対策の品種なのに、色的にはかなり紫のままでした。糖度的には16-18度程度。そこまで甘くはありませんでしたが。藤稔のテイストが感じられます。果汁は多めでしょうか。甘さはそこまで強くなかった感じ。
Yさん曰く、試験場でもなかなか栽培は難しいのだ、ということでした。ノウハウが溜まるまで、まだまだかかるのかもしれません。安定して栽培されるようにできれば、そのうち多く出回る事になるかもしれない将来の品種です。
なお、開園は8時からだったので、採り終わった後にYさんのところの再開園にも回ってみたのですが、時間的にまだ開園しておらず、並ぶ気力が出なかったのでそのまま帰ってしまいました。
というところで、5回目終わり。




