ナガノパープル(これもおつとめ)
クイーンルージュと一緒に、ナガノパープルのおつとめ品も買ってきていました。元値も売値も同じ。さて、また同じような値段で仕入れるのでしょうか。
こちらもそろそろ無くなるので、書いておきます。
房の具合はこんな感じ。
奇麗な黒色になっています。プルームもたっぷりついています。房の重さは450g。
粒の感じは以下のよう。
少し縦長で、洋ナシのような形状になっています。重さは12g弱。過去の記録を見てみますと、まあ標準的な重さと言えるかもしれません。
ちなみに、高級ぶどうって、房あたりの粒の数は厳密に管理されているらしいです。シャインマスカットは数粒レベルで粒数をそろえるとか。ですので、房の重さはそのまま粒の重さになってくるようです。糖度は22度程度と、十分な値。
おつとめ品としてのコンディションですが、当初よりクイーンルージュよりは多少張りが欠ける感じがありました。それから一週間、萎びた感じはやはり強くなってきてしまっていますが、味が大きく劣化することは感じられません。食感はさすがに変化し、とくに皮を噛み割る時にふにゃっとした感じになってきますけれど。いずれにしろ、十分に美味しく食べられる範囲です。
ピオーネでも感じられたことですが、巨峰系の黒ぶどうの場合、甘味に加えて味の深みがあるような気がします。このナガノパープルの場合も、甘さは十二分なのですが、それに加えてコクが感じられます。後味もただの甘さではなく、コクを伴ったものです。
皮は少し厚め。口の中ですぐになくなるという事はありませんが、皮だけを噛んで食べることも問題なくできました。ただ、さすがに少し渋みは感じられましたけれど。この渋みのようなものは、古くなると少し増してくる可能性があります。
ただし、値段を考えると十二分の美味しさでした(元値だとちょっと辛い)。保存性は緑や紫のぶどうに劣る感じもありますので、なるべく早めに食べた方が良いように思います。
ハウス物のぶどう。コンディションがある程度人工的に制御できることから、あるいは路地物より品質を安定させることができるのかもしれません。ただ、ハウスも温度が上がりすぎたりすることがあるようですが、路地の制御不能さに比べるとまだましかと。
果たしてこの夏はどんな気候になるのでしょう。なんかやっぱり熱くなりそうな気がしますが。




