デラウェア
ハウス物を中心に、今年の国産ぶどうももう色々出回っています。
デラウェアをはじめとして、シャインマスカット・巨峰・ピオーネ・ナガノパープルなど、有名どころが出そろってきた感じです。ただ、やっぱり有名どころの高いものは高いのです。
そこでまあ、今年の国産ぶどうの一番手として、デラウェアを選びました。スーパーで460円ぐらい。購入したのは島根産のデラウェア。
なんというか、日本人のぶどう感っていうのは、強くここから生まれている気がします。深い色の濃い紫。小さな粒が沢山。パックの重さは400g強。単価はKgで1100円という所でしょうか。この値段は、海外ぶどうとそんなに変わらない価格です。
つぶの断面はこんな感じ。
してみると、直径は1cmよりはちょっと大きい感じがしますね。1.2cmぐらいでしょうか? それでもスチューベンよりは明らかに小さい感じです。
ずっと気になっていた、粒の重さを測ってみました。小さいので10粒をまとめて重さを測ったところ、一粒辺りは2gとなりました。ちょっと想定していたのより重かったです。ですので、大粒ぶどうとの重量比率は、最大で15倍、というのが結論でしょうか。
糖度は高い。6月の半ばぐらいまでは、酸味が強い、ということがスーパーのPOPに書いてありましたが、22-23度ぐらいとなります。
デラウェアの食べ方はみなさんご存じの通り。指でぷしゅっと押し出すと、そのまま食べられます。ただ、皮の周りが甘いので、もう一押しするのが大事なのは、これもスチューベンと同じです。
味わいは…… うーん、デラウェア。甘い。けど、そこまで甘さでガツガツ攻めない。まろやかな酸味が甘さを包んで、柔らかい味わいになっている。後味も、甘味とまろやかな酸味が混ざったものが残る。ぶどうって、これだったな、という懐かしい味。
ただもちろん。小さいです。次から次へと口に運ばないといけなくなります。何せ、15粒食べて、やっと(最大級の)大粒ぶどうの一粒ですから。それでも、ある程度口に運んでいるとそれなりの満足感は出てくる。内科のお医者さんが言ってたんですが、食事は開始後10分まではどれだけ食べても満腹中枢が刺激されない。だからゆっくり食べるのが大事、と。ぶどうに関しても、小さいものをちまちまと時間をかけて食べると、案外満足感は高いのかもしれません。
みんなが知っているデラウェア。やっぱりみんなが知ったままのそれでした。




